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屋久島リトリートツアー Day3 対話-integration-

こんにちは。コラボレーターのいたやゆかりです。
2月の屋久島地球創生リトリートプログラム案構築で、アドバイザー兼ファシリテーターとして参加させて頂いた事がキッカケで、屋久島協議会の皆さんとのご縁が生まれました。


そして、今回、屋久島地球創生リトリートモニターツアーに参加しました。

Day3のテーマは、対話-integration-。これまで感じてきたことを参加者やファシリテーターとの対話を通して自分の腑に落とし、これからの生活にいかに活かせるかを内なる自分の声に耳を傾けながら、答えを自分の深部まで浸透させていくという意図で構成された1日でした。

朝、6時半にオープンする鬼塚農園さんへ買い出し。フルーツや夕食用の野菜を選びます。パッションフルーツや、ドラゴンフルーツなど首都圏ではあまり見かけないフルーツが多いのは、平内という地区が屋久島の中でも南に位置しているからなのかもしれません。

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所狭しと野菜が並んでいます。裏の工房で作られたというたんかんジュースやふくれ菓子、毎週日曜日限定販売の自家製のお餅を購入しました。

翌日、鬼塚農園さんへ買い物に行こうとしたら、毎週木曜日と日曜日しかやっていないというので驚いたんですよね。屋久島は、週に2、3日だけ営業しているというお店が結構あります。

週2回だからこそ、ここぞとばかりにお客さんが来るのかもしれません。朝7時前だというのに、かなりの人が来ていました。お店も週に5日以上営業する必要もないと言えばないかもしれないですよね。これからの働き方を考える上で参考になります。

朝ご飯はフルーツスープでした。

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初めての味わいでした。お腹に優しい気配を感じます。単なるスープではなく、上にフルーツが載っているのが口当たりとしてもアクセントになっていて良かったです。

朝食の後、出発の10時まで少し時間があるのはありがたいです。この時間に、洗濯をしたりお風呂に入って身支度をしたり、割とのんびりとしたスタートを過ごす事ができます。

10時から出雲路あいかさんの所有するフードフォレストであるEKAMへ。

本日は、環境再生における植樹体験。

人間の体を流れる血液やリンパと同じように、大地にも水や空気が流れ、循環しています。 自分のしたことが環境に反映され、そしてまた自分に還ってくる。屋久島の凝縮された濃い自然でこそ体感できる「循環」を通して、大きな視点で物事を俯瞰する力を養う事が目的。

EKAMの代表である出雲路あいかさんは、フードフォレストという「食べる事のできる森」作りを推進しています。その土地にある生態系を生かしたアグロフォレストリーという農法を用いて、完全無化学肥料・無農薬で栽培。

生物多様性が豊かな場所には、害虫と共に天敵となる別の虫がいて、病原菌にも拮抗する別の菌が存在しています。

結果として、害虫や病気の菌だけという偏った環境になりにくく、全体のバランスがとれることで、木自体も健康になり、農薬や化学肥料を使用せずに有機栽培をすることができるのです。

農業の中でも最も自然栽培・無農薬栽培が難しいとされる果樹生産。

土作りから始まった屋久島での自然農。
炭の粉や藁、岩などを通して、微生物を増やす取り組みがされています。
実際に、それぞれが植樹したい木々を選びながら、植樹と、植え方について教わりました。

家が台風で飛んでしまわないよう、防風林のような役目を果たす場所に今回、植樹を行う事になりました。
いくつかの段差を作り、水の流れを作ります。木や藁が多用されています。

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土は現在、藁などを多用し土壌改良を図っているところです。

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植樹の際に、穴を堀った後に穴をあけ、その部分に小石を置きます。画像5

植樹の際、水の通り道を作るべく、3本程竹串を刺すのもポイントです。
炭の粉は、植樹した後に撒きます。

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私は、かしの木とマルベリーとお茶の木を植えました。
最初に植えたのがかしの木です。

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次がマルベリー。

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マルベリーは、桑の実だという事を初めて知りました。食べる事ができるんですね。屋久島でも以前は桑や蚕の飼育が盛んだったようです。

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お茶は、屋久島の屋久島八万寿茶園さんから譲り受けたものとのことです。

屋久島八万寿茶園さんのアイスクリームはとっても美味しかったです!!
植樹の後は、周囲の草むしりをした草を堆肥として置きました。
後は、植樹した木々の事を愛して、想いを馳せる事が大切だそうです。


想念というのかな、温かい愛情や気持ちは自然と伝わっていくように思います。いつか、成長した木々を見に行きたいと思っています。

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脱走中のヤギが戻ってくる場面も!

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少し歩いているだけで、カブトムシが飛んでくる場面も!!


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お散歩しながら素敵なお花を摘みました♪

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ランチもとても手が込んでいて美味しかったです。

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午後は、対話の時間。
スピリチュアル系のグループワークなどを行い、その後、今回のリトリートツアーの代表である出雲路あいかさんとの1対1の対話でした。

気づきを言語化する機会というのは、大切ですよね。
言葉にして、外に出して、自分自身に聞かせてあげる。
自分の言葉を整えていく。

パーソナルコーチンングやキャリアコンサルティングなどで人と向き合う中で、どれだけ心の中に感じている言葉にならない言葉を外に出してもらえるか。モヤモヤした事を出していくところをご一緒しながら次の未来を創っていくところが醍醐味だと思っています。

夜は、持ち寄りの夕食会でした。朝、鬼塚農園で手に入れた野菜を富山美希さんが美味しく料理してくださいました。自分で料理をするのも好きなのですが、人が料理をしているのを眺めるのが好き!!

今回は日頃使わない食材が多く、興味深いです。素材である野菜がどう料理になっていくのかワクワクします◎私は宿泊先の屋久島サウスビレッジの台所で話をしながら美希さんの料理が完成に近づいていくのを見守っていました。

料理中の会話から、建設中の美希さんのカフェのDIYの話題になり・・・リトリート終了後の延泊期間中に、カフェのDIYのお手伝いする事になりました♪

数年前、私のオフィスのDIYのワークショップを開催し、床はりやバーカウンター、本棚作りに漆喰の壁や壁紙貼り、ダイノックシート・・・と一通り経験していたのでした。まさかこんなところで役に立つなんて!

夕食会は美希さんの料理の他に地元の人達の持ち寄りご飯。
地元の方に御目に掛かるのも2回目なので、少し慣れてきました。
季節の素材や自慢の料理が所狭しと並びます。
会場は、屋久島サウスビレッジの食堂です。

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家族連れで皆さんで夕食を食べられていたり。子ども達同士が駆け回ったり、家族ぐるみの関係性ってほっこりしますね。地域のコミュニティに混ぜてもらっているような感じで、嬉しくなります。

私の両親は高校の同級生同士。小さい頃は、両親の高校時代の友人家族と家族ぐるみで誰かの家に集まってはわいわいご飯を食べていました。
両親のデート秘話を幼馴染の友達のお母さんから教えてもらったり、その仕返し?に友達のお母さんの高校時代の恋愛事情が暴露されたり。

小さい頃の情景も相まってなんだか懐かしい気持ちになりました。
屋久島サウスビレッジ内にあるキャンプエリアへ。
夜は、火を囲んでの宴・トーキングサークル。

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火を見ながら話をすると、なんだか心が落ち着くのか、普段は話にくい事が言葉にできるんですよね。リトリートの最終日の夜になって、ようやく参加者それぞれの色んな事を少し理解出来るようになってきたかな。

先日オンラインイベントで焚き火の火の映像を流しながら開催して、何もないよりは良かったけれど・・・リアルには負けてしまうな。この火はなんだか、とっても威力がある。

見上げた星空も物凄く綺麗でした!!
この写真は写真家のなおとさんが撮ってくださったものです。

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肉眼でも天の川が見えて感動でした!

ただの観光ではない、様々な事を体験する事ができました。
皆さんも味わい深く素敵な1日をお過ごしくださいね!!







サポートして頂いた暁には、その費用を次のコラボレーションの原資にしていく事で、より良い社会を創っていきます。 コラボレーターの活動を通して、社会的孤立感を無くしていきます!!