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この際小劇場では当日精算での予約はやめればいいと思うんだ

本当にずっとずっとずっと気になってたことなんですけど、最初から「当日精算が当たり前の販売ならぬ予約形式の小劇場」には本当に違和感があって。

いや、ぶっちゃけ当日精算でシス・カンパニーとか東宝の舞台とかみに行ってますよわたし関係者チケットで。けど、そういうところって大体が一般の販売で購入されてる方が来場者の大多数じゃないですか。トータルのパイからみたら事務所取引先出演者まわりの当日精算なんて数が知れてるし、以前、元宝塚の人が出てるミュージカルとかで会経由で購入したであろう人たちの窓口もあったけど場所だけもらってそれはそっちで完結してるっぽかったし。主催者側からしたらグロスでおろし終わってたらあとはそっちでよろしく案件ではあるよね。

けど小劇場においては同業者同士が買い支え、ではなく相互扶助で見に行ってるから直前までチケットが動かないし、先に払うまでのお金がないから支払い方法が当日精算タームにならないと予約が伸びないし、直前の急激な伸びに対して客席数が足りなくて結局断る、みたいなこともあったりして。結局そういう意味では「商売」ではなかったんやなと改めて思う。あーほんま、「なんでこりっち/カルテット(※当日精算の意味)じゃないの」「当日精算じゃないと売れない」って文句言ってきたこれまでの役者達の顔が頭に浮かぶけど、システムがこりっちじゃなかろうとシステムの選定はこっちの都合だし、当日精算じゃないと売れない、じゃなくてはなから売ろうとしてない、じゃなくて?

で、今回このコロナですよ。

実際、キャッシュレス決済の導入ベースとかは消費税増税に伴うキャッシュレス施策でかなり進んでいたところ、現金での接触機会を減らそうという動きも出た。実際私も文化庁の助成金でスクエアの決済端末を購入済み。各種カードにSuicaが使えるならもう大体困らない。会場で『カード使えないの』って聞かれるのもこれで対策はOK。

↑ここから登録してもらったら手数料特典あるよ〜〜〜

当日現金のやり取りを減らすということは、各所の感染症予防でもキャッシュレスを推奨されているのと同様合理的な考えですよ。事前精算でチケット精算待機列の滞留を減らす、接触機会を減らす。劇団がどうこう、制作がどうこうじゃなくてそれより上の『感染しないための対策』な訳なんですから、2019年に「来年の夏はテレワークで!」とかいうてたけどどーせ無理やろ思ってたらコロナっていう物理的不可抗力きちゃったやつで一気にテレワークになったのと同じレベルですよ。

な!の!に!!!

二言目には「お客様がお年寄りでサイトの使い方わからない(代理の使い方、チケットの発行のやり方もレク済み)」「直前まで予定がわからないから」「チケット受付置きにしたいからお金を回収して欲しい」って、なんであなたたちができないコストを制作が受けなきゃいけないわけ!?!

そりゃ小さい規模のところの良さは小回りが効いたり個別対応しやすかったりする事業規模であるってことだろうけど、いや普通にそんなに特殊装置を使って何かをお願いしているわけではないんですよ。一般論で一般人が購入可能なシステムを導入しているってだけなのに、なぜにレベルの低い方に合わせないといかんのか。

弱者を切り捨てるな!というけれど、抜本的なパラダイムシフトに乗っかれない人にまで、そこまで優しくできないし、自分も乗っかれなくなる瞬間が出てくるのかと思うと怖くなる。

自分ができないからって古いやり方を強要する脳みそアップデートできない人間にならないように気をつけないとね。

私に課金していただいたぶんは私が別のエンターテイメントに課金してそれをまたネタにしますので華麗なるマネーロンダリングとなります。