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演劇制作とわたし

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舞台・演劇の公演で「制作」と呼ばれる仕事をしている私が日々その仕事と向き合って思ったことをまとめています。 形があるようで形がないものを作る仕事は、時としてその価値が不明確になり…
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2020年7月の記事一覧

機会均等、あれこれ。

▼そういえば先日関ジャニ村上の一人芝居「If or...」がネット配信やってた。10回目の公演のDVDを以前知人に貸してもらってみたのだけれどこれがめちゃめちゃ面白い。今でこそ映像使った演出は当たり前だけど、それを「え、このタイミングからやってたの!?知らなかった!実はこれめっちゃ時代の先を進んでた作品なのでは?」ともうびっくり。いや本当に面白かったです。貸してくれてありがとうですわ・・・。その後年末かなんかの歌番組でやってたPerfume既視感あるなーって思ってたの、これや

受付では何でもかんでも預かれないし、なんとなく後ろを気にして欲しいなあというこちらの勝手なひとりごと

▼なんと言うか・・・・受付でチケットの精算処理をしている流れで差し入れ渡されること多いんですけど、チケット受付で預かれることもあれば、そうでないこともあるのでそれは会場次第団体次第だとは思うけど、明らかに後ろに人が並んでるのにそこでずっといることは後ろがどういう状況なのか見えてないんだなあ・・・と思ったり。別にそこにスタッフがいるから聞かれること自体は問題ないのだけど、こちらがお金触ってるタイミングとかに畳み掛けられるとしんどいなあ、とかとか。まあ勝手な感想です。 ▼これっ

再開した劇場公演から、必要なものを考える。

昨日、『願いがかなうぐつぐつカクテル』を見に行ったんですよ。もう5ヶ月ぶりなんですって、劇場に行くの。こんなに行ってないのも久しぶりで引くわ。どんだけ演劇見てたんだ、年30本コースだもんな。 まあ昨今騒がれてますが、さすが新国立劇場の主催公演。予算とか自前劇場であるとかそういう諸々は自主公演の小さな劇団では到底かなわない部分もあるだろうけど、アナウンスとかは覚えておかないとなと思ったので、忘れないうちに記録として留めておく。 前提:新国立劇場からの来場前アナウンス ht

時事ネタあれこれ

いや〜〜〜〜〜〜〜〜もう〜〜〜〜〜〜〜〜〜演劇界隈なんで同時多発でこんなに騒がしくなるかね〜〜〜〜こないだ書いた記事と第1報はほぼ時を同じくして、だけどここまで大騒ぎになるとは思ってなかった。 しかしまあ、各種報道見てるとこれまでも演劇周りがいかにきちんと自分たちのおかれているところを自分で説明できてないし、スポークスパーソン的なのをおいてないから演劇周りはもう2月から勝手なことやってる業界的に見られてたけど、本当こういうことあると叩かれぶりは酷いねえ・・・。 ◉知らん人

MacBook ProにWindowsを入れてカンフェティのチケットシステムを直導入した話

小劇場界でお世話になってる「カンフェティ」のチケットシステムの一番困るところは「ゲッティと言う親システムがWindowsのみ対応」と言う官公庁かよ!!!!!!と言う突っ込みどころであり。一応タブレットレンタルとかもあるけどチケット販売についてはレンタル期間物足りないので結局こっちで入れる、ことになる。 私は大学時代からのMacユーザーなので非常に困りまして!!!なのでMacにWindowsを入れることにした。2回目。備忘録がてら残しておく。 1:VMware fusion

「自分だけ」ではどうしようもない

今小劇場界隈を騒がせてる超絶時事ネタで「コロナによる公演中止」が賑わっているけれど、ついにより具体的なの出てしまった感がめっちゃある・・・。 いろんな意見がRTやら引用で飛び交っていたけど「役者はバイトしてないと食べていけないから仕方ない」みたいな意見もあったが、いやいや、これ同居家族とかでもじゅーーーーーーーぶんありえまっせと。ここで家族と同居、と書くと「いまだに親の脛齧りかよ!」って言う人もいるけど、いや、家族って言っても確かに親子かもしれないけど自分が父親だったり母親

転売はほんとなんとかならんのか

海賊版サイトや違法アップロードも問題だけれど、それを観たことがないって人はきっといなくて、youtubeだと公式からの関連動画で観たことがあるとかって人はきっといると思う。私だって今までの人生で一切見たことないといえばそれはきっと嘘になる。意図的に「きっと誰かが上げてくれてるだろう」と思う人はいるだろうし。確か、字幕付きのを見やがって、っていうのは違法アップされてるのを見てるやつって意味のスラングがあったような。 でも私はエンターテイメントに従事する人間だからこそそういうこ