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演劇制作とわたし

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舞台・演劇の公演で「制作」と呼ばれる仕事をしている私が日々その仕事と向き合って思ったことをまとめています。 形があるようで形がないものを作る仕事は、時としてその価値が不明確になり… もっと読む
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2019年6月の記事一覧

コストコストと言いたくないけど

●創作活動に対してお金のことをいう人は悪いことのようにいう人もいるけれどどうあがいてもコストはかかる。だって人間生きてるだけで意外とコストかかってるんだから、生活に必要な衣食住以外の創作活動にコストがかからないわけがない。そして人間を動かすのにはお金が必要なのだ。金がなくてもやってくれてる!じゃなくてそれは金ではなく信用を喰い削りながら行なっている死の行進だよ。「うちお金ないから!」うんそれだったら誰かに頼むのやめような。それか他人の時間を拘束することによって得られない不利益

小劇場とプレイガイドの相性について思うこと

コストもろもろ考えていると、手間を取ってしまおう、と思うけど、まあ100人規模の劇場で1週間の公演までが限界だなと思う手売りによる処理。 すなわち、プレイガイドに委託するまでもないというのが正直なところ。コストの方がかかってるというか、かなりギリギリの綱渡りな予算組みだな、というところだから。 ●具体的な手取り金額を試算してみる例えば・・・ チケット代 1枚につき4,000円 来場者数 キャパ100人うち来場80名×8公演=640名 チケットバック 1枚目から1枚につき

ゲネプロは若手のために解放すべきなのか

ちょっとツイッターで話題になってたので。 まあたぶんこれって、時期的にも「キネマと恋人」とか「野田地図」とかのゲネプロを若手に見せてやってくれ、後進のためにっちゅーことよな。 私のあくまで個人の感想としては、「半分はわかる。けど最後の一文がマジで余計」である。 ゲネプロはそもそも何であるのか?ゲネプロってやっぱりオールスタッフの最終確認なわけですよ。実際問題稽古場でやってることを舞台面に起こしてみたら違うから現場で変更になることは往々にしてあるわけで。 それを含めて「無

# noteで脚本

脚本家のにしうりすいかと「時には声を上げて叫べばいい」というサークルを組んでます。 冬コミとかコミティアに出てる文芸?サークルです。 脚本集を出しているのですが、それをnoteでもやろうといい加減重い腰を上げてやることにしました。 でもなかなか難しいなあと思うのが、見え方。 本来縦書きのものを狭い画面の横書きで見やすくするにはどうするべきか。 アンケートやってます。(6月2日から1週間) ご意見いただけますと幸いです。 キンドル版も今度こそ頑張るぞ・・・・!