アンドロメダのリミト 5話
一方、ルカもリミトを探していました。
体験型プログラムがある、いい感じの星を見つけた事を報告しようと、はりきってリミトに話しかけましたが、つながりません。
最初はリミトのイタズラかと思いました。
が、すぐに違うことに気づきました。宇宙のどこにも、
気配すら感じないのです。
ルカは何度も何度も、意識を集中して、
「リミト!返事をして!お願い!」とテレパシーを送りましたが、何も感じとることができません。
急いでもう一度地球へ行き、二人で遊んだ滝の場所に行ってみましたが、リミトはいませんでした。
ワープゾーンがある、混沌の湖の周りを一生懸命探します。
「いない!何かあったんだわ、、、」
ルカはアンドロメダに向けて、リミトがいなくなったことを伝えました。アンドロメダはみんな繋がっているので、皆に伝わります。
離れた星にいる人にも伝わります。返事も一気に沢山来ました。
ですが、誰一人、リミトと繋がる事はできません。
不安で、ルカは、混沌の湖の周りの、
沢山の異星人が行き交う雑踏の中で、座り込んで泣き始めました。
涙が止まりません。
どうしたらいいかわからないのです。
リミトがどこにいるのか、どうやって探せばいいのか、
今、リミトは何をしているのか、
無事なのか、、それとも、、
その時、
「ルカ、戻りましょう」
優しい声が聞こえました。
見上げると、ルカの祖母にあたる人がいました。
ルカは祖母に抱きつきました。
ルカは戻る前にもう一度、地球のワープゾーンの方に目を向けました。涙がボロボロとあふれてきます。
「リミトの事は、皆で考えましょう」
祖母は優しく言い、、、ルカはうなずきました。
二人は光に包まれて、アンドロメダへ飛びました。
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