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チャルメラと猫に驚いた事件

車で片道25分、仕事が速くて丁寧、正確!
ここ数年通っているネイルサロンはオーナーネイリストのかずちゃんが一人でやっている。

彼女は沖縄生まれ、沖縄育ち、もちろんご家族全員生粋のウチナンチュー。ネイルを施してもらいながら、沖縄のあたりまえ的アレコレを学ばせてもらっている。

かずちゃん的には日常の四方山話をしているのだろうけれど、私には目が点になる「なんだそれは!」なお宝話。

先日はね、かずちゃんが突然「ラーメン食べたい」と言い出すから、どこかのお気に入りのお店があるのかと尋ねた。

「沖縄のひとにとってラーメンはチャルメラね。お湯に入れて卵ポンと割って、それだけ。手間暇かからないさ。毎日食べても飽きない。たまにサッポロ一番の味噌味したりするけど、でもチャルメラ!おいしいさー!」

衝撃。
チャルメラ何十年食べてないだろう。そういえば、ワタクシめのご幼少時代は、インスタントラーメンといえば、チャルメラだった。亡母の作ったキャベツと卵の入ったチャルメラは思い出の味かもしれぬ。

かずちゃん曰く、台風のときには金ちゃんヌードルがお決まりで「それが嬉しくてワクワクしたさー」とも。金ちゃんヌードルを認識したのも那覇に住んでから。よくみると、本土のスーパーにもおいていたりする。

チャルメラや金ちゃんヌードルをここまで「おいしいもの」として語られてしまうと、そりゃ買って帰りますよ。ええ、ええ、そうですとも。ちょうど夫も出張でいないし、これは好機なり!

その夜、キャベツ+卵のチャルメラ、翌昼に金ちゃんヌードル。笑

金ちゃんヌードル、徳島県の徳島製粉で作られている!

チャルメラ。
これがねぇ、なんというか郷愁なのよ。
オトナになってから、あえておいしいとも思わず、あるから食べたという記憶しかないのに、おいしかった。金ちゃんもそうなのだけれど、昨今の最強シリーズやら◯◯店のなんちゃらというインスタント麺類に比べて、ものすごく素朴な味がする。

かずちゃんマジック(ちょっぴりあるけど)ではない。ほんと、そう思ったの。インスタント麺に対する見方が変わった。これで私も正しいウチナンチューに近づけたかも。

チャルメラと金ちゃん、リピしちゃうだろな。

  ✴︎

ここで唐突に話が変わる。

うちのオトコノコ・ニャンズ、ビコ(7才弱)、ニギ(3才弱・自閉気味スーパーセンシティブ)。

ニャンズと暮らし始めて2年2ヶ月、ニギは最近ようやく私の前で「なでろ」攻撃ができるようになった。とはいえ、ビコを押し除けつつ置物のように私の前で待つのみ。甘え方が下手すぎてこちらの気が乗らない。気を利かせたビコがニギのグルーミングを始めるので、私は席を立つ。の、繰り返し。

今朝ですよ。
ビコとラブラブしてしばらくしたら、ビコが去っていったので、私も席を立ってキッチンにいた。すると、ビコが私を呼びにきて、席に座れと催促する。おや、どうしたの?と思いつつ席に着いたら、私の手を数度舐め、ニギを呼びにいって私の前に鎮座させる。ビコは脇に避けて、「ニギをグルーミングしろ」とデマンドされた。笑笑笑

いやはや、頭いいなぁと恐れ入りました。策士ビコに一本とられたわけです。ニギさまのブラッシングをして、しばらくナデナデさせていただきました。ニギもビコも満足された様子。

ニャンズも、ウチナンチュー師匠のインスタント麺話にしても、私のあたりまえを壊して更新してくれる。

日々是新。
夫と猫ズを残して、いざ一週間出張へ。

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