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元教員の頭の中あれこれ

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教育時代に感じていたこと、今の教育現場に対して思ったことなどを自由気ままにお話します。
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#キャリア教育

SPOT TEACHERにかける思い

まずは私の自己紹介として… 私には“先生を応援する活動家”として先生を辞めてからやりたかったことが3つあります。 今回はこの3つ目の “SPOT TEACHERを立ち上げた思い”について紹介したいと思います。 1. 立ち上げようと思った経緯 私は先生をしていて大前提として “授業をすることが大好き” でしたし、とても大切に思っていました。 子どもたちの「できた!」「わかった!」を引き出すために、できるだけ“楽しくて分かりやすい授業”を毎日心がけていました。 おそ

いろんな調査結果があるけれど…

1. 数字の罠 資料をいくつか見せます。 よく目にするようになった教員の時間外労働時間。 私はいつもこのような資料を見て思うことがあるのです。 数字だけで見ないでください。 小学校教員の男女比だそうです。 実際にその数字通りなのでしょうか? 全体数はそうなのかもしれませんが管理職の男女比は男性が多いですし、また生徒指導が多い学校に男性の先生が集められていくことが多い学校事情を考えると、多くの学校の実際の肌感としては ではないかと…。 そう感じるのは私だけでしょう

教員の中でたった4%にあたる人…

教員の中でたった4%ほどにあたる人… それは何だと思いますか? ちなみに私はその4%に該当します。 それは… 民間経験者 です。 私は5年間、民間企業に勤めた経験があります。 その上で15年間教員としても勤めましたが、そういう人が4%という少ない数字には正直驚きました。 だからこそ、民間も教員もどちらも経験した数少ない自分だからこそ思うことを今日は話したいと思います。 教員になって、世の中のニュースに耳を傾けてみると 「教員は世間知らずすぎる」  「教員は社

こういう考え方も必要なのではないか

1. いろんなことが絡み合って… 「教員不足」 ここ数年よく聞かれるようになってきた言葉。 もともと子どもが大好きで教員になり、日々目の前の子どもたちのために奮闘してきた自分にとっては少し悲しくなってしまう今の現状…。 きっと同じように心を痛めている先生方も多いのではないでしょうか…? 「教員不足」と一言で言っても たくさんの要因が複雑に絡み合って起こっていると思います。 ただ今回は報道でよく言われている長時間労働やネガティブ報道ではなく、別の角度から「教員不足」