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人の手を借りることで考えた

息子は19歳。身体に重い障害があり、たんの吸引などの医療ケアも常に必要。

最近、ヘルパーさんの力ってありがたいと思ったので、そのことから思ったことを書いてみます。

家でお風呂に入れるときも、必ずふたりがかり。小さい時から訪問看護師さんには来てもらっていますが、頼んでいなかった時期もある。それは、やっぱり親である私たちができる限りはお風呂に入れてあげたい!という思いが強かったから。

体が小さい時はそれでよかった。でも成長するにつれ、身長は大きくなり、体重も重くなってくる。それともうひとつ、結局高校には入学もせず、ずっと家で過ごすことになった。(理由は色々あるけどまた今度)

そんな時に、地域のデイサービスを紹介してもらい、少しずつ通うようになった。そこで初めて、ヘルパーさんの力を知ることになった。

といっても、実は小さい時に何度か、ヘルパーさんにも来てもらっていたが、来る人来る人があまり動いてくれない人で、正直ガッカリしたということがあった。なので、それ以降はヘルパーさんはアウトオブ眼中(ふるっ!)だった。

ところがそのデイサービスのヘルパーさんはみんな経験が長く、いい人ばかりで、息子もなついていった。入浴介助もできると聞き、自宅の入浴にも来てもらうようになった。そうすると、いつもの訪問看護師さん&ヘルパーさんのふたり体制で入浴してもらえることになり、私たち親は、たまに手伝ったりするけど、基本は全部やってもらえるので、いろんな意味で助かっている。

さらに最近では、通院時もヘルパーさんが一緒に来てくれるサービスも使うようになった。今までは、遠方の病院への通院は、私が仕事を休んで一緒に行っていたが、今はヘルパーさんが行ってくれることで、私は安心して仕事に行けるようになった。本当にありがたいなぁ。

物事にはいろんなタイミングがあるので、人に頼むのは早いほうがいいとか、自分たちで頑張ったほうがいいとかはそれぞれだと思いますが、我が家は今、息子のことに関しては、多くの人の支えのおかげでうまくまわっています。人の手を借りることも大切だなぁ、と思う反面、やっぱり選んで頼もうと思うのは、その人の人柄によるよなぁ、とあらためて思う今日この頃。

さて、私はどうやったら人から信頼され、選ばれる私になるのか。選ばれるコーチ。選ばれる講演家。それを求めて模索中。道はまだまだ続きます。

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