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mother2のはなし

 日(※2022年3月13日)、switch online版の『マザー2』をクリアした。スーパーファミコンで最初にプレイしたのは小学生の頃で、あいだにゲームボーイアドバンス版の『1+2』がはさまっているとはいえ、それでもちゃんと触れるのは15年とかぶりだ(3DSのバーチャルコンソール版は結局ほとんど遊ばなかった)。

 かしさも多々ありつつ、あの頃と今とでは受け取り方の異なる、また、以前は分からなかったけれど今では多少なり理解ができるイベント、なんかもあって、古いゲームだろうと新しい発見はやはり、あるものだ。それはゲームの設定やアイテムの使い方に限った話でない。

 ゲーム内のキャラクター『まぼろしろうじん』の言葉。
『エデンのうみ』では宇宙の真理に一瞬だけ触れられる――幼い頃はつくりもののセリフくらいにしか思わなかったゲーム中のイベントも、今では少しだけ分かった気がする。あくまでゲームという媒体を通した形で、ではあるものの、それは確かに『宇宙の真理』の一端を『一瞬』だけ垣間見たところだった。

 こどもたちが最後の敵と対峙する場面を、以前は同じ年頃のこどもとして自分と重ねながら戦っていた。今では大人として、こどもたちを見守るような心持ちで臨んだ、ように思う。すこし涙腺がゆるくなった気がするのは、想像力が広がり、あの頃の幼さに気がついたからからかもしれない。


・あのころの いのりは

・いまのぼくに・・
 とどいただろうか。

おまけ


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