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気ままに生きてる話

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日常でふと考えたこととか、ちょっとした生き方めいた話とか。
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#幸福論

ココロの持ちよう

 なんかこう、プラス思考まっしぐらでひたすら耳ざわりのいい言葉を並べ立てるポジティブ説教みたいなこともできないではないけれど、そういうのは他の人に任せて、ここではもうちょっとゆるやかに、のんびりと構えて話をしたいと思っている。泰然自若。  人生それなりに辛く、それでいて月並みな不運不幸に見舞われてハムレットみたいな問答を繰り返した時期もあったわけだけど、ま、とりあえず何とかなってきたと言えるんだろう。今こうやって生きているし。  あきらめなければ何とかなる、とは究極のところ

今ある幸せを大切にする

 ここ何年か続けて買っている占い本、一年の傾向とともに、ひと月、一日単位でのアドバイスが載っている。で、今日の日付のところにはこんなことが書いてあった。 大きな変化を求めて動き回るよりも、いまある幸せに気付くほうが先決。  今月ちゃんと、変化はあった。このままの流れでさらに上へ上へと、他の人と比べると、まだまだ少ない方だからと、ついそう思ってしまいがちだけれど。  ここまでの間に積みあがってきたもの、私を支えてくれた、生かしてくれた人たち……それらも、すべてが『しあわせ』

そいつは本当に小さいのかい

 ふとした喜び、楽しさ、うれしさ、やさしさ。日常の中でぽつぽつと出会うそれらを、人はよく『小さな幸せ』なんて言ったりする。  ちょっとした偶然、ちょっとした気遣い、ちょっとした巡り合わせ、などがもたらしてくれる、ちょっとした幸せ。気分をほんのり上向きにさせてくれる出来事。なるほどセンセーショナルな感動や悦楽をともなうものでないなら、確かに『大きな』幸せではないのかもしれない。  けれど、それらのちょっとした幸せを感じるために用意された『現実』という舞台は、実に繊細かつ緻密に