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気ままに生きてる話

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日常でふと考えたこととか、ちょっとした生き方めいた話とか。
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#毎日投稿

心に熱を

 ここしばらく、のんびり、とか自分のペースで、といった生き方論をいくつか書いているけど……。  熱のこもった言葉、そういった態度、いわゆるアツい気持ち、というのがキライなわけではない。ただ、あんまりしょっちゅう『アツさ』に触れてばかりいると、ちょっと疲れてしまう、というだけで。ああでも、暑苦しさというか、体育会系のノリは苦手かな。  無理せず自分のペースで、というのは大事なことではあるけれど、気持ちが穏やかになりすぎてしまうと、自覚のないまま緩やかに静けさの海に沈んでしまう

この道わが旅

 いつでも夢を追っている。漠然と夢見ていただけの時期が長かったのだけは残念というばかりだが、ようやく、きちんと形に残るものも出来た。肩書も言ったモン勝ちだ。私はよりよい私としてこれからも生きていく。  ただ。ここまで、一度も心揺らがずいたかといえば、そういうわけでもない。安定した職から得られる安定した生活、退屈な忙しさの中でささやかな愉しみをちびちび味わいながら過ぎてゆく普通の日常、仲間内でほんのりと輝くくらいの力はある自分――そういったものを手放してしまう、となったときには

どこまでもプレイヤー

 精神、魂、霊、神などなど……ここ最近はだいたい『スピリチュアル』のひと言で片付けられている気がするそれらが、そんなにキライではない。前にもちょっと書いたかもしれないが、人生に迷っていた時は、それまでの自分になかった考え方や心の在りように大いに救われたし、傾倒していた、とも思う。  そういった種類の思想に触れていく中で、自分の肉体であるとか、物質世界そのものにすがって生きることが、なんとなく『悪』というか、そこまで言わずとも『愚か』であるとか、本来の自分(たち)は、此処にはな