グッズデザイナーになりたい!就活生に伝えておきたい3つのスキル
よくあるブログ記事みたいなタイトルをつけちゃった?
憶測ではなく、ちゃんと実体験から書きます!
会社勤めのグッズデザイナー(アニメグッズデザイナーまたはキャラグッズデザイナー)になりたい人向けの話です。新卒生・転職者どちらにも通用するはず。
私が過去に企業勤めをしてみて「入社時点でこのスキルを持っていたら即戦力だったなぁ」「こんなスキルを持っていたら強い!重宝される!優秀な人材だ!」と判明したことを書きます。
①良い意味で、「オタク」であること
グッズデザイナーはオタクであれ。
そうです。私の名言です。
2010年代は「オタク」は見下されがちだったのでコソコソ活動していたんですけれど、2020年現在ではネガティブな印象が薄れていますよね。公言できる時代になりました。良き良き。
あ。「良い意味でオタク」の「オタク」というのは、あるジャンル(作品やキャラクターやアーティスト)について「深い愛を抱き、くわしく知る者」という定義で言っています。
グッズをデザインするとき、そのジャンルの良さを存分に表現する必要があります。買うのはファンなので、ファンが「なにこのデザイン!?おかしい!」と思うデザインを作るのは失敗なのです。ファンが「最高!!!欲しい!お金が足りない!」と興奮するデザインを作るのが成功なのです。ファンに喜んでもらうことがグッズデザイナーの生きがい。
ジャンルを知らないと表面をなぞっただけの薄っぺらいデザインになってしまうのですが、オタクであればデザインに隙がないんですよね。愛であふれているから。かんぺきなのよ。
例えばアニメグッズで「名台詞グッズ」がありますね。アニメの場面写に文字をレイアウトするだけでしょ?と思うかもしれませんが、シーンを知っているか、キャラクターの心情を理解しているか、これによってデザインに違いが出ます!
②コミュニケーション能力がある
みんなそれ言うじゃん〜〜〜ヤダー!!
いえいえ、コミュ力と言っても陽キャになれと言っているわけではなく、陰キャのままでも大丈夫で「意思疎通できること」が大切ですね!職場の人とプライベートでコミュニケーションしなくて良いので、仕事で関わっているときは積極的に対話しよう!お給料をもらっているのだから、お仕事中だけはがんばろー。
●相手の話を聞いたときに、わからないことを理解できるまで質問できる
●相手がデザイナーじゃない人で無茶なスケジュールを設定しそうになったときに、論理的に説明してスケジュールを交渉できる
●クライアントや企画営業が指示するデザインに対して、デザイナー目線で最適なデザインを提案できる
そういうコミュニケーション能力です!
これがあると強い。クライアントや仕事仲間から重宝されます。「神」と崇められます。エンターテインメントを扱うお仕事だから対話できると良いよ。でも、そういうところを見てくれる上司の下につかないと評価されないので給料が増えない。ぐぬぬ。会社次第です……。
この能力はフリーランスになっても使えるので、上司が評価してくれない組織にいる人も腐らずにがんばろう!
③スケジュール管理(と危機管理)ができる
夏休みの宿題は計画的にやってた?どう?(耳が痛い)
案件が始まったときに、おおよそのスケジュールを予想したりマイルストーンを決定したりして目標を立てられると偉いです。マジえらい。
上司や仕事仲間と相談しますが、ひとりでも出来るようになると強いですね。物事はたいていスケジュール通りに進行しません。遅延することはよくあるので、遅延することを想定した調整日や予備時間をあらかじめ設けられる人も仕事デキルマンですね。よっ!
グッズデザインの現場はめまぐるしいので、スケジュール管理が出来ると気持ちが楽です。スケジュールに振り回されるとツライよ。
+αで持っていると良いスキル
やはり技術力です。Adobe IllustratorとAdobe Photoshopを扱う能力が高いと劣等感を抱かずに済みます。グラフィックデザイナーなのにソフトを使えないのクソザコって感じで泣きたくなるもん(経験者)。でも実務をやっていれば自然と身に付きます。ライバルと差をつけたい人は猛勉強しておくと良いでしょう。ソフトのバージョンアップで機能が増えたり変わったりするので、定期的に勉強すると時代に取り残されないで済みます。
というか、早く仕事を終わらせて自由時間が欲しいじゃん?そうすると効率的な方法を模索したり便利なアクションやスクリプトを使い出したりするので上達するんですよね。うむ。
あと入稿知識ですね。入稿データ作成が出来る人は間違いなく即戦力です。趣味で同人グッズを作成した経験があると入稿について知識あるかな?
本を読んで勉強したり、メーカーの「入稿データ作成」のページをしっかり読み込んだり、紙モノなら実際に自分で入稿データを作ってみたり、やってみることが大事だと思います。
▼オススメの本。
あとデザインへの感受性ですかね。これはデザイナーになりたい人(デザイン系の学校出身者やデザインについて関心が高い人)なら持っているものかと思いますが、どうだろ……?アニメグッズだと活かせないときもあるので、仕事内容によりけり。
就活の面接では、組織に入れて馴染むか新しい風を吹かせてくれるかといった部分も見ている印象でした。
未経験の人はパッションが必要かも。独学できる集中力、努力を諦めない粘り強さ、「自分は吸収性が高いから絶対上達するぜ!」という自信があればなんとかなる。私もWEB・デジタル業界から印刷業界(グッズデザイナー)になったけど、なんとかなりました。
時期によって求人を出していたり出していなかったりするので、機会を狙って応募してみるのが良いです。ちなみに私はエージェントを利用しました。
以上です!