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仕事辞めて留学する社会人の話

2022年5月、新しい仕事探している頃書いたノート。
久しぶりに読み返して、決して早くはないけれどきっと自分は前に進めてる、今はそう思えます。

二つ目の仕事は我儘な自分と相性が良かった

2022年7月に地元で仕事を始めてから、担当したのは企業の採用の仕事でした。前職とは異なる職種で未経験、前任者は3ヶ月後に退職。入社してすぐに担当1人になってしまうところから始まりました。

私が就職活動したのはコロナ前、学生時代の就職活動は決して優等生ではなかったし、たった数年で大きく変わった市場には私の経験は役に立たず。新卒採用はおろか、任されていた中途採用も訳のわからない事ばかりで、毎日疲弊していました。
会社は新卒採用を始めたのがここ数年の話でした。新卒採用の経験を詰んだ人がいない中で、何年も先を見据えて、経営陣の思いと現場の思いを自分の中に落とし込んで、今までやってこなかったことをしなければいけない点は、最初はとても大変でしたし、無駄に責任を感じていました。

ただ、唯一私は運が良いと思ったことがありました。それは、周りにいる方々です。とにかく部署の人は良い人しかおらず、なんでも助けてくれました。少ない人数の部署で、みんな自分の仕事を山ほど持っているのに、自分が行き詰まりそうになり助けを求めると、必ず力を貸してくださいました。私はこれを当たり前のことではないと思っていて、基本的には1人で作業をしたり考えることが多かったのですが、部署のみなさんがいたから、根拠のない安心感をどこかで感じていたように思います。かといって、緊張感と不安感がなかったかというと、全然違くて、ほぼ毎日感じていました(笑)

最初は大変だった採用の仕事も、全体像が見えてからは、
他の会社どんなことをしているのか勉強して、自分には何が必要なのか考えながら色々と取り入れて試して継続して改良してを繰り返すことができていきました。
私は元々多くのものに興味を持ちやすい上に、全部うまくやりたい欲というか傲慢さがあるのですが、採用の仕事も新しいものや気になるものの中で、少しでも会社のためになりそうなものは全部一回やってみたいという気持ちでいました。
もちろん、費用的に難しかったり優先度をつけてどうしても手が足りなかったりするものは諦めることもありましたが、ほとんど全てやりたいように挑戦させてくれたことには、とてもありがたかったと思っています。全部うまくやりたくても、失敗することも多くあって、現実はそう思い通りにいかないこともたくさん学びました。

新卒採用も中途採用も、誰かの人生の割と大事な一瞬に関わる仕事だと思っています。会社の利益と学生の利益の間に挟まれることもあって、悩むこともありました。恐らく会社の利益だけ考えるのが良い社員なんだと思うのですが、今の私には最適解がよくわかりません。前職でも複数の組織の間に挟まれて悩むことが多かったので、私は「自分から誰かと誰かの間に挟まれに行っているんだな、別に深く考えなくても良いのに勝手に深く考えてしまう星に生まれたんだな」と諦めることにしました。この先自分の考え方が変わるタイミングが来るかもしれないけれど、とりあえずその時まで気長に待とう、来なかったらもうしょうがない。そんな気持ちになりました。

自分の立場に悩みながら、業務に試行錯誤しながら、やりたいことを我儘に、完璧ではないけれど突き詰めることができた1年半だったと思います。今は、そう自分に言い聞かせておこうと思います。

今留学に行く理由

資金集めをする4年間だと思って地元企業に転職して、日々仕事をしていく中で、資金集めっていつまですれば正解なんだろうと思うことが増えました。
私はドラマや映画から影響を受けることがものすごく多いのですが、恐らくその頃、人生は一度きり!とか、今挑戦しよう!みたいなテーマの作品を多く鑑賞していたのだろうと思います。もしかしたら、自分の心のどこかではそういう気持ちがあって、それを裏付けるために自ら作品を探して観ていたのかもしれません。

準備は万全な状態で進めたい性格で、幼い頃からなんでも自分で納得いくところまで準備できないと前に進めませんでした。とても心配性な上に臆病気質でもあるためです。今回も資金が集まるまでは準備だ!と意気込んでいましたが、

目標金額を集める途中で自分の身に何か起きたら
資金集めが終わったら私は納得いくのか
もしかしたらその時に別の心配が浮上してさらに予定を延長しかねない
この性格を変えたいとずっと思っているだけで何も変えられなかったのではないか
今逃したらまた一つ歳をとって後悔しか残らないのではないか

29歳に叶えたい人生の大きな目標の一つに向けてこのまま準備するのではなく
26歳にまずは小さなことから始めようという計画変更を行いました。
韓国ソウルにある語学堂に1年間通うことが、今後の人生にどう響くのか正直わかりません。留学が終わる2025年2月には27歳。今の生活を続けながら27歳になるのと、場所を変えて生活しながら27歳になるのと、どちらも間違いではないと思いますが、私は後者を選んで良かったと思いたいです。

これからの人生怖すぎだし楽しみすぎる

29歳で大学院へ行くという目標があって、
2022年7月に転職してから資金集めをしてきました。
2024年1月に仕事を辞めます。
まだ準備は十分ではないかもしれないけど、待ってても歳をとるだけだから
今だと思って一歩進みます。
お金の面も、外国の生活環境も、人間関係も、自分の健康も、何もかも不安でどうしよう(笑) という感じです。この年になると色々と考えなければならないことも増えるので、自分は大丈夫かと怖くなることもあります。
でもその分来年が楽しみな気持ちもあります。
怖い分楽しもうと思います。

2022年は新卒で入った会社を辞めて地元に戻ることを決めて
2023年は留学することを決めて
2024年はどんなことを決めるのか
楽しみだし怖いけどまだ元気だけはあるから、夢を夢のままにしないで生きたいです。

2023年お疲れ様でした!

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