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日々の雑事に悩まされ。

世の中には、生きるのが上手な人とそうでない人の二種類がいる。

なにも「わたしってホント、生きるのが上手じゃなくって…」とゆうセンチメンタル系の話をしようってんではない。
もっと即物的というか現実的な問題で、それはつまり、日々の雑事をうまくこなせるか否かという点に限った話である。

たとえば。

諸々の手続き(マンションの更新とか携帯電話の乗り換えとか)がスムーズにこなせる人と、そうでない人。
家事レベルが高い人、そうでない人。
周囲への順応力が高い人、そうでない人。
手先が器用な人、そうでない人。
方向感覚に優れている人、そうでない人。

わたしは、ぜーーーんぶ後者である。
それはもう、いっそ潔いほどに。

最近それらの負担が一挙にどばっとかかってきており、それゆえ世の中生きづらすぎん???となっている有様なのだった。

できる人からしたら「まじで、それが、どうしたん?」って感じなのかもしれないけれど、これが結構深刻につらい。
まったく笑い事じゃないんである。


以前この記事でも書いたのだけれど、目下わたしは携帯電話の乗り換えについて悩まされており、とっかかりまでの心理的ハードルだとか、諸々必要な手続き(解約&バックアップ&初期設定エトセトラ)だとか、もう頭がパンクしそうな日々である。

ようやく契約に漕ぎつけ、今日の20時ごろからおよそ3時間にわたって初期設定やらデータの復元やらにせっせと勤しんでいたのだけれど、これがもう、言葉にするとたった二行なのが悔しいくらいに苦しい苦しい道のりであった。

設定したはずのんとちゃうApple IDがばーんと出てきて「パスワードを入力してください」なんてしれっという。それも、まじで二、三分に一回くらいのペースで阿保みたいに出てきやがる。
いやそのID母のんやし、なんで出てくるんかわからんし、もうほんまになんでやの!!!とわたしは怒り狂い猛り狂い、まじでノイローゼになりそうだった。

きちんとバックアップしたはずなのに、LINEのスタンプが全部消えている…と、ずずずんと落ち込んだり(結局大丈夫だった)、ただでさえ混乱している最中に家のWi-Fiがおかしくなってしまい、全ての動作がストップしてキレかけ&半泣きになったり、もう家中を巻き込んでてんやわんやの大騒ぎであった。

挙げ句の果て、父がぽつりと
「若い世代でもそない苦労するなんて…もう、そのシステムの改革を図るべきやろ」なんて言う有様。
いやいや、とんでもなく疎い娘やねんて。なんかごめんなお父さん、、。


帰省して殊勝に食器洗いを手伝ったかと思えば、翌日すべて母が洗い直したという(ぬるぬるが残っていたらしい)し、ひとりで出かければ二回に一回くらいは道に迷うし、排水溝とかエアコンのフィルター掃除なんてまずやらないし、おまけに虫が死ぬほどこわいときてる。

日常生活にばっちり支障きたしまくり。
笑い話にでもしなきゃ、10年くらいは地下に潜って暮らしたいくらいに落ち込んでしまうことは請け合いだ。

そんな中でもなんとか生き延びてられるのは、わたしの周りで「もう、しゃあないな」と手を貸してくれる&笑い飛ばしてくれる人たちがいるからに他ならない。

こんなとき、有り難さが身にしみるよね。
もう本当にありがとう、
いつもありがとうございます。


手先が器用で家事が得意で、
方向感覚に優れていて、

要領良く物事をこなし、
適応能力も高く、

そのうえ、ゴキやムカデにも怯えない。

そういう人に、わたしはなりたい。
しかし、多分ぜったい、無理だろう。

…とほほ。


#エッセイ

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