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子どもの夜尿卒業!①〜わが家の道のり

お子さん、おねしょしちゃいませんか?

わが家には3人子どもがいます。
実は…ちょっとココだけの話なんですけどね…

長女だけが夜のおむつが外れるまで、とっても時間を要したんです…。
息子の場合は2歳半ごろ。寝ている間も全然おむつが濡れていないので、夜もパンツで寝かせてみたところ全然平気で、それ以降夜のおむつ卒業。
次女も、3歳過ぎには同様に夜のおむつを卒業していきました。
でも、なぜだか長女だけは、6歳を過ぎても夜のおむつが手放せない状態でした。体がドンドン成長していく一方で、彼女の身につけられるサイズのおむつがなくなってきて…(ビッグより大きいサイズもサイズアウトしそうな勢いでした…)。その上、まだ使えるという理由でおむつを使っていたところ、おむつの吸水量を超える量のおしっこが出てきているようで、ほぼ毎日、パジャマがしっとりと濡れてしまっていました。このまま「いつかはおねしょをしなくなる」タイミングを待っていては、いつになるのかわからない。そんな不安を抱きました。しかも、少々デリケートな話題のため、相談しようにも相談しづらく、母としては悶々と悩む日々でした。

そんなある日。ふと気になって目をやった、小児科にあるパンフレット。そこには「おねしょはなおせます」の文字!
そりゃあ、手に取りますよね。迷わず手を伸ばし、持ち帰りました。
そして、長女本人とも協議の末、やってみよう!という運びとなりました。


「おねしょ」と「夜尿症」

呼び方は違うけれど、一体何が違うのでしょう?こういう表現、本当に紛らわしいと思うのは私だけでしょうか…?

ざっくりと捉えると、「夜寝ている間におしっこが出てしまう」現象としては同じなんです。ただ違うことと言えば、その現象が起きる子どもの年齢。一般的には、幼児期の場合は「おねしょ」、5〜6歳前後の小学校入学前後の場合は「夜尿症」と呼ばれています。

ではなぜ、「夜尿=夜寝ている間に排尿してしまう」ということが起きるのでしょう?そのメカニズムに迫ります。

赤ちゃんのうちは膀胱も小さく、たくさんのおしっこをためておくことができません。そのため、昼も夜も時間帯に関わらずおしっこが体内で作られ、そして排出されるのです。

それが成長と共に、膀胱が大きくなってきて、おしっこが少しずつためられるようになってきます。ちょうど、昼間のトイレトレーニングを始めるタイミングが、「おしっこの間隔が空いてきたら」などと言われますね。おしっこがためられるようになってくると、夜間も昼間と同様、ためておくことができるようになっていきます。その結果、夜に作られるおしっこの量が減っていくのです。

この「膀胱にためておくことのできるおしっこの量」と「夜寝ている間に作られるおしっこの量」のバランスがとれていないことが、夜尿の原因です。

つまり、子どもの成長とともに夜尿はなくなっていくのです。夜尿の割合としては2〜3歳で2人に1人、4〜5歳では70〜80%の子どもが夜尿をしなくなっていくと言われています。そう、本来であれば夜尿は自然になくなっていくもの、のはずなんです。大多数は。

しかしながら、残念なことにわが家の長女は違いました…。

ただ一点、注意が必要となるのは、夜尿の様子とともに、昼間の排尿についてはどうなのか、というところです。昼間の排尿に特に問題がない場合は、「夜尿症」と言えるでしょう。しかし、昼間の排尿に問題がある場合、例えば昼間にもお漏らしをしてしまったり、細菌によって尿路感染を起こしてしまったりするようであれば、それは排尿障害の疑いもあるため、泌尿器科医の中でも小児疾患に詳しいところを受診しておくと安心ですね。

長女の場合、昼間の排尿に大きな問題点はありませんでした。また、たまたま近所に、お子さんの夜尿の治療をした経験のあるお母さんがいたので、どんなことをしたのか、どんなタイミングで医療機関にかかったのか、治療を始めてからどのくらいで効果が表れたのか、など聞くことができました。

現在の住まいに越してきてから初めてできたお友達で、以前の住まいが同じ件だったことで意気投合、2人目の子ども同士の誕生日が1日違いで有ることなどをきっかけに、とても親しいお付き合いをさせてもらっていたので、おそらくこんな話題でも気兼ねなく話せたのだと思います。本当に運がよかった!

話を聞いていると、彼女のお子さんは小学校入学後も夜尿があったことから、小児科を受診。その後はとにかく何かにつけておしっこの量を計量カップで量って、記録をつけていたそう。また、特殊なセンサーを就寝時に装着し、少しでもおしっこが出るとブザーがなる、という夜を過ごしていたのだとか。それはそれはもう、発狂しそうだったという感想をもらったので、夜尿について小児科に相談するのを思いとどまろうかとも考えました。でも、本人の意思によっていよいよ小児科医に相談することになったのです。そして、ここから夜尿0(ゼロ)を目指す戦いが始まったのです。

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