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子どもの夜尿症卒業!④〜コレがキツかった…
生活習慣の見直しを図ったにも関わらず、長女の場合、劇的に夜尿が改善されることはありませんでした。もちろん、生活習慣の見直しも治療のひとつなので、ご家庭やお子さんによってはそこで改善されていくこともあるでしょう。残念なことに、わが家はそこには該当しない形となりました…
そして、それと同時進行でやっていたこと。日々の尿量の計量です。1日における尿の計量は、朝起きたときの尿と、がまん尿の計2回。1日にたったの2回。ですが、この「尿の計量」こそが、夜尿症治療において私が最も苦に感じたことなのでした。詳しくまとめていきますね。
1. 尿量の計測にあたって準備したもの
これは、「計っていきましょう」と決まってすぐに、看護師から話がありました。当然、どのくらいの尿の量が排泄されているのかを知る必要があったので、計量カップはマストです。それも、年齢的に6歳ともなると、尿量もそこそこ多いとのことで、300cc以上は計れるものを、とのことでした。
小児科を受診したその足で、帰宅途中にある100均に立ち寄り探すも、見つけられたのは200ccか500ccという、希望にそぐわないものばかり。ただ、「大は小を兼ねるとも言うし…」との思いで500ccを購入しました。
他に必要となるのは、はかり。おむつ装着で夜尿があった場合、そのおむつにどのくらいの尿量が出ているかを計る必要もあるのです。わが家にはちょうどはかりがありました。
おむつが直接触れないようにすれば何とか使えるかも!と思ったので、今回は購入には至りませんでした。しかし、おむつがはかりに触れないようにするための工夫のために準備したものは、紙皿、ビニール袋の2点です。
紙皿をビニール袋でくるんだ状態にして、その上にこれまたビニール袋にくるんだおむつを乗せて計る作戦です。
2. ○○がとにかく大変だった!
なんとなくご想像がつくかと思います。朝の尿計量のことです。もちろん、採尿の時間が決められているわけではないので、日によっては【早朝】ではない場合もあります。何が大変って、朝、長女の方が私よりも早起きだった場合です。
朝一番の尿を計る訳ですから、起こされるんですよね。そう、自分のタイミングで起きられない日があることが苦痛でした。これが苦痛その1。
苦痛その2は、計量の手間です。
早朝尿に限らず、がまん尿もとにかく計量カップに納めなければいけないのですから。毎日尿検査のような不思議な感覚でした。
わが家の流れとしては、
計量カップに尿をとる
尿量確認、記録
中身を捨てる
計量カップ洗う
上記に加えて、おむつに夜尿があった場合には、
ビニール袋入りの紙皿と新しいおむつをはかりに乗せ、0にしておく
新しいおむつのみ取りのぞく
夜尿のあったおむつをビニール袋に入れて計る
という、かなり多くの工程をふむ必要がありました。こうして項目として書き出すだけでもめんどくさい感じが伝わるのではないでしょうか。
これら「苦痛1」「苦痛2」のおかげで、少々メンタル的にもやられそうになりました。
ですが、あるタイミングで気がついてしまったのです。そう、まじめにきっちりと取り組むから苦痛なのだと。確かに、データとしてきちんと記録しておく必要はあるでしょう。医師にもその記録を見せながら話す必要もありますからね。
しかし、毎日頑張っても劇的に夜尿が改善されることはなく、途方に暮れかけていた私がたどり着いたのは、「できない日があってもいいや」という軽い気持ちでした。
はじめの3週間ほどは一生懸命頑張りましたが、おそらく4週目に突入したあたりからは、少し肩の力を抜いて取り組もうと考えるようになったのです。
そのメリットは子どもへのプレッシャーが減ったこと。母親が熱心になりすぎるあまり、子どもにもプレッシャーをかけてしまっていた部分は、少なからずあったと反省しています。
早朝尿であれば、おむつに夜尿があるのは仕方のないこととわかっているのに、それでも語気を強く言ってしまうことはありました。中間尿でも「もっとためることができるのではないか」という気持ちが表情や言葉となって表出してしまっていたと思うのです。
それが、「気楽に、気長に」と考え方を変えただけで、子どもが追い詰められることもなく、また私自身もだいぶ楽になったと記憶しています。
夜尿がいつ改善されるかなんてわかりません。治療が長引くこともあるでしょう。終わりが見えないからこそ、「気楽に気長に」という意識の変化が功を奏したのではないかと思うのです。
3.意外!?夜尿の原因は○○だった!
「気楽に気長に」というスタンスで取り組んできた夜尿症の治療ですが、やはりなかなか結果には反映されませんでした。
「結果」、つまり夜尿の有無に着目するのであれば、たまたま1回成功!というような、喜んでいいのかどうかもわからないような感じです。
でもそこはやはり夜尿症「治療」。その中身にまで迫ります。
医師はきちんと日々の記録にも目を通していきます。目をつけたのは、がまん尿の量。あまりたくさんためられないことが判明したのです。そして「便通」についても質問されたのです。
おねしょに悩んで受診した小児科で、まさかお通じについても話すことになるとは…。その詳しい内容は、また次の記事でご紹介します。
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