犬を幸せにするを科学的に考える
こんにちは。
家庭犬専門のドッグトレーナーYUKAです。
「賢いイヌよりも幸せなイヌへ」というコンセプトで
犬育てのアドバイスを行っています。
人によって、幸せの定義はさまざまだと思うのですが、今回は科学的に考えてみたいと思います。
しあわせを感じる時、
脳内では幸福感を引き起こす「脳内物質」がでています。
その幸福物質が少ないと、苦しい、つらいといった気持ちになるのです。
この脳内物質(幸福物質)は主に3つです。
「セロトニン」「オキシトシン」「ドーパミン」です。
犬について勉強されている方たちは、聞いたことのあるワードではないでしょうか?私のInstagramやレッスン、講座にもたびたび出てくるワードです。
簡単に説明していきたいと思います。
① セロトニン
「やすらぎ」「癒し」「気分」の幸福感です。
セロトニンが低下していると、「不安」「心配」「イライラ」「落ち着かない」といった状態になり、ネガティブな感情に支配されやすくなります。
また、心や体の病気になるとセロトニンは低下します。
セロトニンを増やすためには、朝日を浴びながらのゆっくり歩く散歩(15分以上)がおすすめです。犬にとって朝散歩は本当に大切な習慣です。
ちなみにセロトニンの分泌には、激しく遊ばせる&走るはNGなのです。また短すぎてもセロトニンは分泌されません。(今回は詳細説明省略)
わたしが1番大切にしているのはセロトニンです。
幸せには健康であることが不可欠だからです。(セロトニンは健康を実感する幸福)
② オキシトシン
「つながり」の幸福感です。
好きな人たちと一緒にいること、触れ合いなどで分泌される物質です。
スキンシップ、コミュニケーション、他者とのつながり、愛情、交流などに関連しています。
ただ一方的に触れ合えばいいわけではなく、犬のボディランゲージをしっかり観察しながら、優しくゆっくり触れ合います。(犬を興奮させることが目的ではない)
また、孤独やつながりが不足していると、メンタルが不安定になります。
長時間のお留守番に犬は慣れてくれるかもしれませんが、良き習慣ではありません。(かといって、どこにでも連れまわされるのもストレスですが)
近くに信頼できるペットシッターさんやお散歩代行さんを見つけられると安心ですね。
③ ドーパミン
「やる気」による幸福感です。
なにかを達成した時に分泌される「成功」の物質です。
犬がやった!と感じられるような課題(知育おもちゃやノーズワーク)などを一緒に楽しみましょう☺
①のセロトニンと②のオキシトシンはしあわせの土台です。
③のドーパミンばかりを追い求めてしまうと、バランスが崩れるのです。
わたしの体感では
散歩に連れ出さず、ただトレーニングをたくさんやっている犬よりも
毎日しっかり朝の散歩にでかけている犬の方が
心が安定しており、問題となる行動が少ないです。
人間に置き換えても、
朝しっかり起きて、しっかり散歩をして、しっかり食べて、早く寝れている人に、きっと病んでいる人って少ないですよね。
犬を幸せにするために、朝のお散歩を習慣化してみませんか?🥰
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
ドッグトレーニング湘南
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