ひとり飯堪能
図らずも、今夜はひとり飯となった。
めったにない事。
ひとり小鍋で、牡蠣と豆腐、菜の花のみぞれ煮を作ることにした。少し胃腸が疲れているから。
ひとり小鍋は、それ一つだけで調理から食べるところまで完結するので、最近とても気に入っている。
それと、この間買った蓮根がしゃきしゃきしてとても良かったので、残りを甘酢漬けに。
白米は柔らかめに炊こう。
あとでお腹が空いたら、ウーバーでたこ焼きでも注文しようかしら。
ネットニュースを見ていたら、土井善晴さんの記事を見つけた。家庭のご飯は、一汁一菜で良いんです。西洋料理と違い、和食は計量したり、レシピに忠実に作らなくて良いのですーーーと。
わたしが敬愛する有元葉子さんも、レシピを見ないで作れるようになりましょう、とおっしゃっている。自分で様子をみて、味をみるのが大切です、と繰り返しインスタライブでも発信されている。
情報過多な時代。なんでも便利に手に入る、合理主義な時代。
家庭料理で栄養をしっかり摂る、しかも苦にならないように。5感を使って、楽しんで欲しい。
そういう強いメッセージを感じる。
そのメッセージをしかと受け取って、コロナ禍以降、とくにわたしは料理を大切にするようになった。
今日は、久々に、自分の事だけを考えて、おいしくて栄養がとれて、でも簡単に済むものを作った。味付けは、物足りないぐらい極々薄く。調理道具もあまり使わない。
ゆっくり食べて、ゆっくり片付けたのに、まだこの時間。おやつのウーバーも頼んで、あっという間に配達されてきた。
今、たこ焼きをつまみながらこれを書いている。今日も、一食を大切にできた。たまのひとりご飯も乙なものだ。満足感いっぱいである。
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