覗いたから鶴だったの
文章力養成コーチの松嶋です。
『鶴の恩返し』ってお話があるよね。
罠にかかっていた鶴を助けた男。
その男の家に、ある夜女が訪ねてきて一緒に暮らすことに。
女は、機を織るのでそれを町で売ればよいと。
ただし、機を織っている間は決して部屋を覗かないでくださいと。
女の織った布は高値で売れて裕福に。
ある日男は約束を破り、機織りの最中に部屋を覗いてしまう。
そこには鶴の姿が。
そう、この女はあの時の鶴だった。
「覗かないでと言ったのに」鶴は空へと帰ってしまう。
私の講座の年長さんコースで、この『鶴の恩返し』を課題本にしているのね。
『つるにょうぼう』矢川 澄子 (著), 赤羽 末吉 (イラスト)
赤羽さんのイラストがとても素敵なんです。
で、この本を見るたびに思うのが
覗いたから鶴だったの
ってこと。
科学的につじつまが合わないのは百も承知。
いや、そもそも鶴が機織りとかあり得ないけど(笑)
で、そういうところはあり得るとして、
私は、
覗いたから鶴だったの
だと思う。
以前こんなことをnoteに書いた。
そう。覗いたから鶴だったの
約束を破るってことは、信用をなくすこと。信用をなくしてもいい、覗きたい!って思っちゃったってこと。そちらを選んだってこと。
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