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怒られるのが嫌!を深掘りしてみた

「学校に行きたくない!」
この言葉にドキッとする人はどれくらい、いるだろう。

行きたくなければ、行かなくてもいい、って
思いつつも、
でもやっぱり行ってほしい、って思ったりね。

この言葉の裏には、
「こんなことがあって、こんな気持ちになっているんだ」
というどちらかと言うと、悲しみや、怒り、恐れなどの気持ちや
それに関係するエピソードを聞いてほしい、という
メッセージだよなぁと思うのです。

朝5時10分とかに、いきなり目が覚めて
「学校行きたくない!」と言い出した、小2の娘の話を
よくよく聞いてみると、
「図書室から借りていた本をずっと返していなくて
この前、自分の部屋の本棚からやっと見つけたのだけど
司書さんに、怒られたらどうしよう。」
という不安からくるものでした。

怒られたらどうしよう、という不安の部分も
対話の最初から、すっと出てくるわけではなく
よくよく話を聞いてみたら、怒られたらどうしよう、が
一番引っかかっている部分ということが判明。

そこで、娘と「怒られるシチュエーション」について
シュミレーションしてみました。

彼女曰く、怒られる可能性と、怒られない可能性、
どっちも、ありうる、と。

じゃぁ、怒られないシチュエーションだと、
どのような感じで本を返すことになるのかを
2人で想像してみた。
結果、「あーよかったぁ」とホッとした気持ちに。

その後、怒られるシチュエーションも想像してみる。
どうやって怒られる?何を言われるの?と
彼女に聞いてみたところ
「何で返すのが遅くなったの?」と司書さんに怒られる
とのこと。

この答えを聞いて、私は、
それって「怒られている」ことになるのかな?と
質問してみた。

最初はよく理解できていなかった彼女は
よくよく考えてみると、司書さんに
「遅れた理由を聞かれただけ」
「質問されただけ」ということに気がついた。

あれ、怒られていなくない?!という気づき。

不安って、1人でぐるぐる考えていると、
起きてもいないのに、勝手に色んな想像をして
また不安がどんどん大きくなっていったりする。

だけどよくよく考えてみると、
「怒られるかもしれない」という勝手な思い込み
だったりするんだよね。

2つのシチュエーションを想像してみたら
何だか大丈夫そう!と思ったようで、
「学校行きたくない!」と言っていたことは
すっかり忘れて、元気に登校。

「学校に行きたくない!」その言葉の裏にある
子どもが本当に聞いてほしいエピソードを
話してもらうには、あなたはどのような在り方で
子どもと接していきますか?


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海外で学び実践してきた幼児教育を基に子どものイヤイヤに悩むイライラママに笑顔が戻るヒントをたっぷりお届けしています♪
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