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コロナと腸炎を、同時に罹患した私の体験談

はじめに


あ、ちょっとnoteの書き方忘れてしまったかも……。
9日も空けてしまった。

前回、コロナの熱に浮かされながら書いた後、
さすがにパソコンを開くのがしんどくなってしまった。

前回はコチラ ↓

https://note.com/yukako_neko/n/nc56ab2fbf71f

「なんだよ、のめり込んでるって言っても、
やっぱ大したことないんじゃないか」


そう仰らないで欲しい。

血便が出て、腹痛には勝てない。

そう、また虚血性腸炎になってしまった。

壮絶そうで、そうでもない、私のコロナと腸炎の体験記を書いておこう。

お食事中の方には、あまりオススメしないので、
どうぞ、お食事が終わったら、
もう一度こちらへ来て欲しい。

(勝手に)指切りげんまん、約束ですよ。


コロナも腸炎も急にくる

コロナ+虚血性腸炎=厄介

コロナで38~39℃まで上がった熱が、ようやく下がってきた頃。

あれ?
なんか、お腹痛い……。

これ、この痛さ。
まさか……。

冷や汗と脂汗がどばどば出る。

さっきシャワーを浴びたのに、頭皮から、足の裏まで汗びっしょり。

30分以上トイレに座って待っているのに、いつまでたっても出ないブツ。
それなのに、今にも何でも出そうなくらい、絞られるお腹の痛み。


そう、この痛さは、私、知ってる。

虚血性腸炎だ、コレ。

大腸をギュウウと、雑巾絞りされているような、締め付ける痛み。

格闘の末、ようやく出たのは、意外と形の良いモノ。


この形の良さは、序章だ。
そんで、これから、ゆるくなって、水みたいなんが出て、
血便になるんだよな。
そうだよな。


私の予想通りの展開になった。

やはり経験は、一番の知識になる。

「まぁ、前回は2回くらいで血便もすぐに治まったし、
また少し絶食したら良くなるだろう」

そう思ってたのに、甘かった。

一晩中~翌日の昼頃まで、腹痛と、血便が治まらない。
血便も少量ずつだが、合計で、11回も出た。

こ、こんなはずでは。

病院に行こうかと思ったが、
現在私はコロナ患者でもある。

非常に厄介だ。

前回、虚血性腸炎の時に行った、胃腸科の小さな個人医院では、
きっとコロナ感染者は、受け付けてもらえないだろう。

うーん。


実は私、この近辺で一番大きな大病院に、持病のため、3か月に一度のペースで通院している。

ちょうど来週が、受診日。
通っている診療科は腹痛に関しては専門外だが、こっちに電話してみよう。


電話したらば、さすが、大病院。
コロナ陽性だったとしても、適切な対応ができ、腹痛も診療可能。
受診されるのは構わないとのお返事。

そして、電話でコロナの感染と、病状を伝える。

お医者が言うには、
毎日、点滴を受けにくるか、
入院して点滴をするかですね、と。

しかし、そう言われると、急に怖気づく私。

「け、血便、ちょっと治まってきたし。
もうしばらく、お家で様子みまーす」

コロナのせいで、声が出にくくて、裏返りながらも、
主治医へ返事し、電話を切った。

自宅で、絶食を開始。

これが、今回一番きつかった気がする。


食べられないのにお腹がすく

虚血性腸炎のことを、ネットで調べると、
「腸を休めろ」
って書いてある。

つまり、絶食しなさいと。

本来なら、飲み物もダメな絶飲食がベストなんだろうけど、
自宅で、点滴も出来ないので、飲水は少量ずつ行った。

3日ぐらい絶食したら、大丈夫だろう。

口で言うのは簡単だったが、
結論から言うと、2日で絶食ギブアップだった。

1日目は、まだ血便も出ていたし、雑巾絞りされる腸に、
食欲は湧かなかった。

2日目、少し腹痛が治まってきた。
血便は出ない。

余裕が出てくると、お腹がすいてくる。

夫が食べているのを見るのが辛くて、食事の時間は別室で寝て過ごす。

お腹がすく。

黒柳徹子さんのYouTubeで、モリモリと食事している様子を見る。

お腹がすく。

コロナのせいで、鼻づまりもひどく、口呼吸になる。

お腹がすく。


あぁ、もう、そこはかとなく、イライラするし、
なんかめまいも、してきた気がする。

血便出てないから、もういいだろう。

ウイダーインゼリーを、もそもそ吸ってみる。

そのあと、また腹痛になって、自分の意思の弱さを呪った。

何か食べると、お腹が痛くなる。
そして、トイレに駆け込みゆるい泥状便がでる。

あぁ。いつまでもお腹痛い。

口から胃までは、「食べたい」
十二指腸から肛門までは、「食べたくない」

あぁ。私の身体を分離してくれ。


コロナでも腸炎になるらしい

血便は出なくなったが、
何か食べると、腹痛と下痢を繰り返して一週間が過ぎた。

現在、私の職場の規定では、コロナに感染後の職場復帰は、
コロナの発症日の翌日から数えて5日後以降。

しかし、5日くらいでは、
まだまだコロナの症状も完全に治まっていないし、
腸炎のせいで、ほとんど食事をまともにとっていない状態だった。

そうして、既定の倍の10日間休んだが、
ようやく人前に出られる身体になってきた気がする。

久しぶりにシャバに出て、今日は大病院の受診日だった。

元々、採血、胸腹部CTと胸部レントゲンも撮る予定にしていたので、
タイミングがよかった。

コロナと腸炎なんて、
盆と正月が一緒に来たような体調不良後の検査。

さぁ、何か悪い検査結果が出たとしても、
私は心構えできておりますよ。

静かな気持ちで、検査を受けた。

結果は……ダラララララララ……ザンっ!

問題なし!

もう一度言う。

問題なし! だった。

レントゲンもCTも、
「きれいな肺ですね」
若いイケメンDrに、臓器を褒められる。

「大腸の方も、腫れているのが治まってきているんでしょう、
大丈夫そうですね」

採血の結果も、むしろいつもより良いくらいの数値だった。

なんか、先週大騒ぎして、電話しちゃったのが
ちょっと恥ずかしくなった。

入院なんてしなくてよかった。

「コロナでも、下痢になって、腸炎を起こすことがあるので、
虚血性腸炎というより、
もしかしたらそっちの腸炎だったかもしれませんね」

へぇ、そうなんだ。

コロナって、本当に全身に影響を及ぼすんだなぁ。

身をもって勉強になった。

うーん、でも、虚血性腸炎は4人に1人の割合で再発するらしいし、
あの急激な腹痛と、血便は、
やはり虚血だったんじゃないかと、自分では思っている。

もう、あの冷や汗ダラダラの、お腹痛いのは、嫌だよう。

再発、してほしくない。

ひとつ願いが叶うなら、
「一生、お腹が痛くならない体にしてください」

これだな。

……よし、ドラゴンボールを7つ集めるか。


おわりに

きっと、この世のどこかでは、
今現在も、新型コロナウイルスに感染して、
辛い症状と戦ってる人が、いらっしゃると思う。

それと、お腹が痛くて脂汗を流している人もいるかもしれない。

このnoteを読んだからといって、
症状が軽快するわけでも、すごくためになるわけでもないが、
コロナと腸炎を同時にやっちゃった私も、
その方たちに向けて、心から願おう。

早く良くなりますように。

(noteなんて読んでる場合じゃありませんよ)
(さ、早く寝てください)

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