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竹を知る台湾旅①南投縣、竹山

今回、竹という素材を学ぶ旅のアテンドをしてくれたのは、台湾で生活雑貨ブランドを手がけるTZULAI(ツゥーライ)のメンバー。台湾伝統のデザインや色を現代に融合させた生活雑貨を作り出していて、その中には竹を主素材に天然素材を組み合わせた環境に優しいシリーズも展開中。

台湾中部にある南投縣竹山地域は、その名の通り台湾内でも竹の一大産地。竹が台湾の日常に循環していく出発点は、この旅の出発点でもある。

「食者竹 筍、庇者竹瓦、載者竹筏、爨者竹薪、衣者竹皮、書者竹紙、履者 竹鞋、真可謂一日不可無此君也」
(食は竹筍、庇うは竹の屋根、運ぶは筏、炊くは竹の薪、衣は竹の皮、書は竹の紙、履くは竹の鞋、 真に一日たりともこのもの無かるべからず)」

とは、人の暮らしの中で、竹が無駄なく生かされてきた天然資源であるかを伝える、中国の北宋時代『記嶺南竹』の中の一文。

台北駅から台中駅に移動して、いざ竹山へ。
でも、その前に腹ごしらえ。公設市場で朝ごはんです。

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市場には、肉や魚、野菜が並べられ、活きるパワーが漲っている。

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その横には食堂がいくつか。定番のメニューのものや素食(ベジタリアンフード)など、目移りしてお腹はペコペコ。夏季限定、というモロヘイヤのスープを頼んでみたものの、英語が伝わらなくて、でもそのスープが飲みたいです、と一生懸命言ったら、じゃあこっちいらっしゃい、と言ってお店の女性がキッチンに入れてくれて、これのこと?とお鍋を覗かせてくれた。そうそう!それが飲みたいのです。食べたい気持ちは言語を超えて伝わるんだなあ。

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モロヘイヤのスープは、油を使っていなくて、スパイスもきつくなく優しい味で、とてもおいしい。中にさつまいもが入っていた。期待通りで満たされた。

腹ごしらえでもできたので、いざ出発。最初は【青竹竹芸文化園】に向かいます。画像9










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