見出し画像

#1 "本" が私の子育てを助けてくれた

何でも獲れるなら一番がいい!
小さい頃からそう信じて疑わなかった。

負けず嫌いの性格も相まって、昔から勉強も、スポーツも、とことん努力をして上を目指さないと気が済まない。実際、それらは頑張った分だけ成績や順位に返ってきたものがほとんどだった。だから、私の成功体験として刻まれた。努力は人を裏切らない、と。

だけど人生3○年目。そのセオリーは「子育て」の壁の前に打ち砕ける。それはもう、ボロボロの、粉々の、くしゃっくしゃに。

笑顔で優しいお母さんになりたい、とお腹にいる我が子を愛でながらイメトレをしていたのに、「いいから早く!」とパンツを頭から被ってお風呂に入らない息子を追い立ててしまう。
元気いっぱいに健康に育ってほしい、と生まれたての我が子に心から願っていたのに、「もういい加減にしてっ!」と買ったばかりのリュックを引きずり回って保育園から帰ろうとしない息子を怒鳴ってしまう。

子育ては努力に比例しない。離乳食作りだって、寝かしつけだって、遊びだって、自分が頑張った分だけ、子供が笑顔になるとは限らない。"努力は人を裏切らない"セオリーは塵となり風に吹かれて、私には何も残っていない。どうしよう、何に頼って子育てしたらいいんだろう。

そんな "子育てダンジョン" に閉じ込められかけた私が手に入れたのは「本」 だった。「本」という攻略地図には、正面突破以外の裏ワザ、正しい休み方、励ましの魔法まで、沢山の知識が詰まっていた。過去のママ・パパ勇者の武勇伝を読んで勇気づけられた。医術士(医者)の記述を読んで、膨大な育児情報に混乱しなくなった。そうして私はまた、少しずつ子育てを楽しむことができてきた。

このnoteは同じように日々「子育て」という楽しくて、悩ましくて、宝に溢れているダンジョンを冒険している人と共有したい本の紹介と育児の話等のnoteです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?