見出し画像

小学校入学準備のヒント 「学び」に集中できる文房具の正しい選び方


小学校入学前に必ず準備が必要な文房具類。
毎日の学習に影響するので、選び方が大切です。
ちょっとした使いやすさの違いが、子どもの学習意欲に大きく関わるからです。

子どもが「学び」に集中できる文房具の選び方のコツを元1年生の先生がお届けします。


1 鉛筆

① 形は6角形か3角形

鉛筆の形は、6角形がおすすめです。

鉛筆は基本的に3本の指で持つので、3の倍数だと持ちやすいからです。握力が弱いお子さんには、3角形もおすすめです。実際に使ってみてお子さんが使いやすい方を選ぶと良いでしょう。

丸い形のものは絶対におすすめできません。持ちにくいだけでなく、机からころころと転がって、学習に集中できなくなってしまうからです。

ちなみに、鉛筆の持ち方についてはこちら…


② 濃さはBか2B

濃さは、学校で指定されていることも多いので入学説明会の資料を確認してみてください。
Bか2Bのことが多いです。低学年は筆圧が弱いので、濃くて柔らかい鉛筆の方が書きやすいからです。また、とめ・はね・はらいを意識しやすいので、きれいな字が書けるようになります。

③ 鉛筆けずりで削る習慣を!

これは、選び方のコツではないのですが、とても大事な習慣なので身に付けておくと良いです。
授業が始まると、驚くほど鉛筆の芯は減っていきます。削れていない鉛筆は、文字を書くときとてもストレスになります。毎日必ず鉛筆の先をチェックして、鉛筆削りで削る習慣をつけるようにしましょう。


2 消しゴム
① シンプルな色・形

四角く、白いシンプルな消しゴムをおすすめします。
可愛いデザインや組み立て遊ぶようなタイプの消しゴムは子どもが喜びそうですが、学校に持ってくるのは絶対にやめましょう。
学習に集中できなくなるだけでなく、持ち物のトラブルになりやすいからです。


② 柔らかいと消しやすい


消しゴムが硬いと、うまく消せなくて紙が破けてしまう失敗がおきます。子どもの力で軽く擦って消すことができるやらかさのものを選びましょう。


3 筆箱
① 鉛筆を一本ずつ収納できる


一本ずつ収納するタイプの筆箱は、鉛筆が取り出しやすいのがメリット
「赤鉛筆出してね。」と先生が言ったとき、迷わずすぐに取り出すことができます。
もしもポーチ型のペンケースだったら、がさごそ筆箱の中から探すことになるでしょう。そのちょっとした時間に授業は進んでいってしまうのです。
また、削れていない鉛筆がすぐに分かるので、鉛筆の削り忘れを防ぐこともできます。

② 定規をしまうスペースがある

1年生は意外と定規を使う機会があります。ノートを書くときに、線を引いたり囲んだりするときに使うのです。定規も筆箱にしまっておくと、さっと取り出せて便利です。


4 下敷き
① ノートのサイズに合うもの

ノートを書くときには、下敷きを必ず入れます。ノートのサイズに合った下敷きであることが大切です。小さすぎると字がガタつき、大きすぎると書くのに邪魔になります。B5サイズのものがおすすめです。

② 透明か無地のもの

下敷きは色々なキャラクターものが出ていますが、透明か無地のものをおすすめします。
下敷きは、ノートを書くときに使うものです。「いざ書こう」とノートに下敷きをはさもうとしたとき、キャラクターに気を取られてしまってはもったいないですよね。下敷きの絵を見て落書きをするなど、授業に集中できない原因になります。


大事なのは「子どもが使いやすいかどうか」

全てに共通することは、「子どもが使いやすいかどうか」ということです。
文房具の選び方一つで、子どもの学習に向かう姿勢が変わります。小学校入学前にぜひチェックをしてみてください。
一つひとつに記名をするも忘れずに!


小学校入学への不安が少しでも解消されたらうれしいです。
もしも、話題にしてほしいことがありましたらお気軽にコメントください!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?