見出し画像

冬のひどい乾燥対策2023。今年の加湿は大成功だからシェアしたい!

冬の乾燥が、年を取るごとにきつく感じるようになってきた。

もともと皮膚が薄くて乾燥しやすいわたしは、冬になると顔がパリパリになって笑いにくくなったり(まじで)、指がひび割れたりして毎年しんどい。

なので乾燥対策を本気で考えたいのだが、かなり昔に買った加湿器が何の役目も果たさず、なんとなくカビが生えて捨ててしまったので、加湿対策を迷走していた。

1.超アナログ&低コスト加湿は失敗


昨年は超アナログ&低コストの「タオルをびちゃびちゃにして加湿する作戦」を試したのだが

結局、数日するとタオルが乾き切らないので雑巾臭くなってきてしまい、そうなると洗ってもすぐに雑巾のニオイになるので、結局すぐに辞めてしまった。

なので今年はやはり、加湿器を買おうかと悩んでいた。

2.置き型、加熱式は我が家事情に合わずNG

以前から、ちきりんというブロガーさんが書いている加湿器についての記事を読んでいて、


彼女が「加熱式の加湿器がベスト」と言って紹介していて、その商品を昨年の春に見つけ、安く買ってあった。


けれど、いざ使おうとすると置き型式は置き場所がない。

さらに、ちきりんはたぶん一人暮らしなので、そこまで大型のものはいらないのかな?という印象なのだが、我が家は3人暮らし。小型のこの加湿器でリビングが加湿できる気がしない。

そして衛生面から(カビが生えない)、加熱式の加湿器を勧めていたけど、加熱式だとずっとティファールで湯を沸かしているような状態になるわけで、電気代がすごそう。

ということで、加湿器は別のものを探すことにした。

3.とりあえず、ちきりんおすすめの「絶対湿度計」を買ってみた


加熱式じゃない加湿器の問題は、カビが生えやすいってことだけなので、もうそこは掃除するしかないって話で、

それ以前にまずは湿度の目安がきっちり測れる「絶対湿度計」を買って、我が家の乾燥度合いをマジで測ってみようと思った。

ちきりんが書いている「絶対湿度計のすすめ」で言われているのが

「ダイエットをするのにまず体重計を買うのと同じで、湿度コントロールをするなら、まず湿度計」

これはめちゃくちゃ納得で、家のデジタル時計の加湿表示はあてになるのかならないのか分かんないし、相対湿度じゃなく「絶対湿度」を指標にしないと意味がないらしい。

絶対湿度は、空気1立方メートルに含まれる水分量を出してくれるもので、何が良いかと言うと、気温が低いときと、高い時では、1立方メートルに保てる水分量が違うということらしい。

水よりもお湯の方がたくさん砂糖が溶ける、とかそういうのと同じで、気温が高いほうが水分量を高く保てるので、夏は湿度が高いとジメジメ感じるけど、冬は同じ湿度でもジメジメしない、なるほど。

なので、湿度コントロールをする際には、空気中の絶対湿度の数値を目安にするのが良いとのこと。

理屈は納得したので、ちきりんおすすめの絶対湿度が測れる湿度計を買ってみた。

結構お高くて、5000円くらいする。工事現場とかで使うガチのやつなので、たぶん数値は正確。冬は乾燥しすぎるとウイルス蔓延、火の気も危ないしね。夏は熱中症指数が出るらしいので、これまた便利。

そしてこういう「実用的で欲しいけど、なんか地味に高い」と感じるものは、ポイントで買うに限る。ポイントが溜まっていたので、リビング用と寝室用と2個をポチっと購入。

家のリビングに置いてみたら、相対湿度は50%超えてて、別に問題なさそうだけど、絶対湿度が8~9g/立方メートル程度。

乾燥注意の指標は11g以下らしいので、そのあたりを目安に加湿すればいいのね。了解。


4.リビングに置き型のものを探してみた


ではでは良さそうな加湿器探しに入る。

去年いろいろ調べてわかったのは
「湿気は下に溜まるから、高い場所から出さないと無意味」だということ。

昔買った加湿器が、結露だけはバッチリなのに潤った気がしなかったのは、それが原因だろうと分析していたので、高い場所から出るもの、もしくは台の上に置くのがマスト。

だが、置く台がない。うちは基本モノが多く、息子の謎のプリントとか、今の学年だけど使ってない体育とか道徳の教科書とか、わたしの積ん読本とか紙が多いので、紙の近くに加湿器を置きたくない。だから、台の上に置く場所がない。

寝室も同様で、チェストと本棚があるが、そもそもすべて木製で濡らしたくないし、棚の上には濡らしたくない推しグッズが飾ってあるので置けない。

なので、やっぱり背の高い置き型加湿器しかないかなぁというところ。

だけど国産の加湿器はなぜか置き型中心で、リビング用っていうのが見つからない。出てくるのは謎の中国製ばっかり。

だけど加湿器って基本機能はシンプルで、超音波式なら「水を高速超音波でブルブル言わせて気化させる」だけなので、別に安い中国製でいいじゃん。と思い始めた。

5.まずは1台amazonで加湿器を買ってみる

去年チェックしていたamazonの中国製のやつは評判が良いし、とにかく安いので、これをまず1台購入してみることに。水を別のタンクから入れるのではなく、上からドボドボ入れられるので便利そう。

スマート機能付きのものがあったので、そっちをポチる。16000円なり。
湿度を設定したら、自動で止まるらしいし、スマホで条件設定したら、いろいろ自動化できそう。

あっという間に届いて早速試運転。高さは70センチちょっと。25センチ角くらいなので、場所も取らずにスッキリ。

構造は超シンプルで、下が水が8リットル入るので、とにかく水を入れまくってみる。音も静かで真上に蒸気が出る。

さっそくスマホにアプリを入れて連動させてみようとしたが、なんかうまく認識されない。あれ?どーなってんのー?

コールセンターに聞いたら、すぐに返信は来たけど、写真送れとか状況を詳しくメールで説明しろとかで結構面倒でそのままに。

アマゾンに聞いたら即返品の手続きで、これまた梱包が面倒で・・・

連動、何度も試したけどうまくいかず、面倒なので放置・・・。結局加湿器って、オンオフできればいいんだよね。リモコンついてるし。この機能ないモデルなら1万円で買えたのに・・・と思いつつ、スリムでスタイリッシュでなかなか良し。

ただ、レビューにもあったけれど、構造がシンプルで、細長いので重心が高く、子どもや犬がいる家は倒れると8リットルが大洪水になるので要注意、とのこと。

うちは中3だし大丈夫だろうと思っていたのだが、なぜか加湿器に引き寄せられて、いきなり加湿器の隣で暴れたので、到着して3日目くらいに倒して家が大洪水になった。わが家はじゅうたんなので、水がビチャビチャの絨毯を泣きながらバスタオルで押さえて踏んで・・・息子はやらかした結果があまりに衝撃で、沈んでしまった。

こりゃ、やっぱり返品したほうがいいかなぁと思いつつ、もう少し湿度の様子を見ようと使ってみたら、14畳のリビングには威力が弱いみたいで、思うように湿度があがらないことが分かった。

いちおう触れ込みでは40畳まで対応って書いてあったけど、噴霧量をMAXにしても、うーん、このくらいじゃ確かに物足りないよなぁ、という気がした。

6.たまたま見つけた業務用加湿器を試しに導入


加湿器問題で頭を悩ませているころに、いつも行ってる美容室に、煙突型のパイプがついた加湿器が置いてあった。

タンクが倒れなさそうだし、高い場所に蒸気が出そうだし、これ良さそうと思って聞いてみたら、今日届いたばかりで、まだ使ってないけど・・・と言って、送り状の貼られた箱を見せてくれた。

楽天で購入していて、送り状に型番も描いてあったので写真を撮らせてもらって早速検索。

広い美容室に買うくらいなので、当然業務用なのだけど、なんと定価28000円のものが、在庫処分で3500円になってる!

水はなんと15リットル入る。(笑)

この値段なら、もし失敗したら、パート先のリユースショップで売ればよくない?と思って、思わずポチりと買ってしまった。

※記事を書くときに見たら、もう3500円のはなくなっていたので、定価のを貼っておきます

こちらももちろんバリバリの中国製で、煙突はキッチリはまらないし、作りは安っぽいし、これ2万円だったら怒りそうだけど、3500円だから良し。実物見てるので想定の範囲内だし。

しかし予想外だったのが、実際に運転したら、とんでもなく音がデカい。静音と書いてあるけど、ゴーーって言ってる。ただしそのぶん、噴霧量がえげつなく多い。前に買った加湿器のMAX噴霧量が、こちらの1くらい。

MAX噴霧量にすると、ドライアイスの演出ですか?ってくらい真っ白になる。

息子がまた面白がって、MAX噴霧にしたらどれくらいのスピードで湿度があがるか試してみようと言うのでやってみたら、14畳のリビングが5分ほどで8gから10gにあがった。加湿力はハンパない。

煙突がブサイクだけど、1メートル程度の高さで、さらにナナメ上に向けてザーーーっと噴霧を噴き出してくれるので、なかなか良い。

音もうるさいけれど、エアコンやテレビ、キッチンの音、息子のゲームなどいろんな生活音が飛び交っているので、あまり気にならない。

ということで、結局この業務用をリビングに、最初に買ったスリムタイプは寝室に使うことにした。

7.加湿の効果てきめん!ひび割れがなくなり、肌の調子も良し


リビングと寝室、どちらも絶対湿度の数値を目安にしながら加湿器を使って2週間ほど。

自分で明らかに分かる効果としては、毎年冬に悩まされていた

「指のひび割れがなくなった」

こと。

指ってよく使うし、ひび割れていると地味に痛くて不快。だからって手袋をすると料理などやりにくいし、クリームを塗ると滑るし、絆創膏を貼ってもすぐに汚れるしで、結局ひび割れの指のまま家事をしていて地味にキツイ。

昨年11月くらいから、すでに右手の人差し指はヒビワレをしはじめ、2日ほど連続でパートに行くと悪化し、寝る前にステロイドとワセリンを縫って、綿の手袋をして寝ていた。

けれど加湿器を導入してからは、なぜか手が荒れない。毎年痛くて大変だったのがウソのようで、きちんと部屋に湿度があると、こんなに違うのかと正直驚いた。

さらに寝室でしっかり加湿するようにしてからは、朝の肌の調子がめちゃくちゃ良い。喉がイガイガすることもなくなった。

化粧のノリが良いので、苦手な朝もなんだか快適。外に出ると乾燥しているので、結局顔は乾いちゃうけど、家の中だとそうでもないのが本当に助かる。乾燥によるちりめんジワも解消されそう。

寝室は8畳で北側の部屋なので、結露がすごくなってしまうのは仕方ない。何もしなくても冬の結露は結構するので、タオルを窓の下に敷いて、できるだけカーテンを全開にしておく、という策しかないかな。

結露した窓を拭くと逆にエンドレス窓ふきになってしまい、忙しい朝にそれを続けるのは現実的ではないので、わたしはもう見ないふりをしております・・。

コロナ禍ということもあり、目には見えずとも適度な過失をすることでウイルスの飛散を防ぐので、風邪予防としても期待できる。

シンプルな構造の加湿器だから安上がりだし、今年の加湿作戦は大成功だな、と思っている。

8.導入した加湿器と注意点まとめ


長くなってしまったので、今回わたしが導入した方法をまとめてみる。

1.絶対湿度計を買う


必要な部屋の数を購入すると良いと思う。ちょっと高いけど、ずっと使えるし。

2.中国製加湿器

わが家の14畳リビングで使うには少し物足りなかったけれど、寝室では十分すぎるくらい威力を発揮してくれているKEECOONの加湿器。

40畳まで対応って書いてあるけど、そこまでではないかな・・・。個人的には10畳くらいまでな気がする。

ちなみに使っていなかったスマート機能、やっとインストールして、SIRIと連動させてみたら、声でスイッチのオンオフができるので便利かも!

いちおうUV除菌ライトがついてたり、設定湿度になると止まる機能がついている。

けれど、加湿器の周りは湿度が高いので、そもそも表示される湿度が異常に高いし、別で購入した絶対湿度計を見ながら、設定湿度を相当高めにしないと、この自動湿度調整機能はうまく使えないかも。コツをつかむまでちょっと時間がかかります。

スマート機能が必要がなければ、こちらの安い方で充分かと。

どちらもレビューを読んでもらうと分かると思うが、とても単純な構造で、タンクを倒すと大洪水が起こるので要注意。

でも上から水をドボドボ足すだけなので、めちゃラクチン!
わたしはティファールを使うようになってお役目がなかった2Lヤカンで注水している。

3.業務用加湿器


わたしはたまたま年末の在庫処分で激安3500円でゲットしてしまった業務用の加湿器だが、正直2万で買うのはどうかな・・・と思う。

2万では作りが安っぽすぎる。

似たようなもので安く出るものがないか、チェックするのもひとつの手かも。

ただ、とにかく加湿パワーはとんでもないので、リビングが広かったり、吹き抜けがあったり、「とにかく加湿力が欲しい!!!」と切望している方にはけっこうおすすめです。

わたしが買ったのとは違うけど、似ているかな。


ということで、今年の加湿はなかなか快適に過ごしているので、乾燥して小じわが増える!喉がイガイガする!ひび割れがキツイ!と言う方は、ぜひとも試してみていただきたい。

年も明けたので春まであと少し、加湿で乾燥する冬を乗り切りろう!

今日もお読みくださりありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?