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繊細でこだわりの強い息子でも、大きくなるにつれて、できることが増えてきたなぁと実感した件

新しいこと、初めてのことが嫌いな息子。

映画好きな息子と、小さいころからよく映画に出かけた。

けれど新しい場所が嫌いなので、いつも同じ映画館でないと嫌がった。映画を観た帰りは、必ず同じ回転寿司でごはんを食べたい。という息子に合わせて、毎回同じ回転寿司を食べていた。

それが中2になって、最近、だいぶゆるんできたかなぁと思う。

今日は息子が観たかった映画が、いつもの映画館ではレイトショーしかなく、行ったことがない横浜の映画館でもいいか?と聞いたら「いいよ」と言った。

横浜駅など都会には、息子が好むようなチェーンの回転寿司屋さんはない。なので、ラーメンでも食べて帰ろうかと話していたら「それでもいいよ」と言った。

早速予約して、横浜駅で映画を鑑賞。
スパイダーマンの新シリーズに出ていた俳優さんが気に入ったので、その俳優さんの主演作が見たいという。

俳優つながりで映画を観たいというのも、今までになかったこと。


いつもと違う映画館で、いつもと違う店で食事をする。


これを読んでいる読者の皆さんからしたら、当たり前のことと思うかもしれない。

けれど、小さいころから新しい場所が嫌いで、この当たり前のことがいままで断固拒否だった息子を見ていたわたしは、そんな息子を見て「成長したなぁ」と感動してしまう。

今日は帰りにラーメンでも、と思っていたのだが、「ステーキ食べたい」と言い出したので息子にググってもらい、近隣のステーキを検索。駅ビルの中にある、こじゃれたカフェスタイルのステーキ屋さんに行きたいと言い出した。

昔だったら絶対に、ググって検索ヒットしたわけのわからないお店なんて行きたがらなかった。なのに、「ステーキ食べたい」で検索したお店にサラっと行けるようになったのは、本当に成長以外の何物でもない。

さらにステーキに関しては、昔は「焼けてない部分」が嫌だと言って、ステーキとか牛肉の焼いたのは食べなかった。脂身が少しあってもすべて残すし、少しでも赤いと食べない。

なので、ステーキを食べたくても息子が食べたがらないので行けず、何年も食べていなかった。

それが最近、急に「ステーキ」への興味が湧いてきたようで、「ステーキ食べたい」とよく言うようになった。赤い部分の恐怖もいつの間にか大丈夫になったようだ。

しかも入ったことない店に入る、というのも、彼にとってはハードルがめちゃくちゃ高かったはずなのだが、なんか平気になった。逆にビックリしながら、ググって見つけたお店に入る。

ひとりで通りすがったことはあったが、がっつり肉をひとりで食べる気にもならずに通り過ぎていたお店だったが、なかなか手ごろで美味しいお店だった。

まだまだ手のかかることが多い息子だが、それでも少しずつこうやってできることが増えていくのを間近で見るのはすごく幸せだ。
 
これからもっともっと、彼のキャパが広がって一緒に楽しめることが増えていくと思うと、息子の成長が楽しみで仕方がない今日この頃だ。

今日もお読みくださりありがとうございました!

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