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桃井かおりに学ぶ「後悔しない老後」を迎えるためにしておきたいこと

毎週楽しみに見ている「マツコ会議」は
2週連続、桃井かおりさん特集だった。

前回、71歳でいい感じに肩の力が抜けた桃井さんを見て
今年50になる私は、こんな70代に向けてこれから頑張りたいと思ったのだが

そのときの記事はこちら

今回はその続編で、さらにさらに深いお話になったので記事にしてみようと思う。

「今の場所がものすごく居心地が良い」という桃井さんの話を聞いて思ったのは、桃井さんは、自分にとってどんな場所が一番居心地が良いのか、ずっと探し続けてきたんだなぁ、ということ。

若い頃は女優の仕事をこなすことに集中していたけれど、50代くらいから役をもらってやるだけでなく、監督やプロデュースにも挑戦していたという桃井さん。

自分の活かし方を考えたときに、きた仕事を受けるだけじゃなく、自分のポジションを自分で作る工夫をしなくちゃいけないって思ったのだそう。

そうでないとどんどん老いていく自分は、お婆さんの役を待っているだけになってしまう、そうじゃないでしょって思って行動を積み重ねていたんだとか。

そのうち、それならばアメリカでまっさらの状態でオーディションを受けて、新しいことに挑戦してみようと思い、LAに移住したんだとか。

日本ならビッグネームの彼女、たいして頑張らなくてもそれなりに仕事が来るのだろうけれども、それがつまらないし、それは自分の望むことではないと思ったのだろう。

すでにある程度お金もあるし、失敗が怖くないなら面白いことをしようと、アメリカでオーディションを受けて、新進気鋭の監督に面白いと思ってもらって役をもらったりしているそうだ。

きっと桃井かおりさんが71歳でもめちゃくちゃ若くて生き生きしている理由って、こういうふうな「成長への意欲」みたいなものなのかなと思う。

すでに女優としての地位を確立していても、「このまま口を開けて、言われたことをやっているだけじゃだめだな」と思える意識が、いちばん大事だなぁと思う。

そして、人生の時期によって変わる気持ちに沿って、生きる場所を変えているのもしなやかで参考にしたいなと思った。

LAに住む前には田舎暮らしをしていたそうだけど、それはそれで良かったけど、ずっと住む場所じゃなかった、と。

田舎でモンペ履いて畑をやっていた時期もあったけど、老人になってこれは違うなと思ったそう。

桃井さんもマツコも番組内で口をそろえて「老後は田舎暮らしなんかできない」と言っていたけど、これはわたしも激しく同意する。

もともと田舎の不便さが嫌いで都会に出たかったので、私にとっては当たり前のこと。しかし、うちの旦那は北海道の田舎が恋しいらしく、老後は田舎暮らししたいとか言っているのだが、現実問題、難しいでしょとずっと思っていたのでこのトークは響いた。

老後って、要は身体が老人になっているわけで。五感が鈍るし、足腰がおぼつかなくなって、体力が落ちる。

車を運転するのも危ない状態で、どこに行くにも不便で電車もバスもろくに通っていないのに、どうやって毎日の買い物するの?畑って楽しそうだけど、結局力仕事だし、自然が相手で毎日マメな手入れが必要だし、農業ってのんびりとはかけ離れていると思うし、田舎暮らしってマジでしんどいと思う。

そういう現実的なところをすんなり受け入れて、さっさと田舎暮らしをやめてLAに移り住んだ桃井さんは「めちゃくちゃ暮らしやすい」と言っている。

きっとそれは、日本との空気感の違いなのかな、と思っている。特に有名な女優さんは日本では特別扱いを受けてしまうし、やりにくいこともたくさんあったのかな。と想像する。

と、桃井さんいいなぁと感嘆するのは簡単なのだが、マツコと同世代のわたしは、あと20年後、自分がどうありたいかを改めてしっかり考えてこの先を生きて行きたいなぁと思った。

いつも自分に言い聞かせているが、今の自分が未来を作る。ぼーっと何もしないで、なんとなーく生きていると、なんとなーく老後を迎える。人は老いる一方で、わたしの世代になると体力も能力も気力も日に日に衰える一方なので、もっといろいろ若いころにやっておけばよかった、なんて後悔も出がちだ。

昨年も、60歳までのあと10年で、自分で稼ぐ力をつけようと模索し、行動し始めたところだが、同時に「20年後、どんな70歳になっていたいか?」も意識して行きたいなぁと思う。

50歳のマツコに、71歳の桃井さんはいう。

「ちゃんと考えようよ、老後のこと」

やらなきゃいけないこと、やっておかないと

そしてマツコにぴしゃり

老後に「あれをしておけばよかった」という愚痴は聞きたくないわよと釘を刺す。

やってみてダメだった、なら「頑張ったじゃない!」って言えるけど、やらなかった後悔を語るんじゃないわよ!と。

このメッセージって、わたしたち一般ピープルにもめちゃくちゃ響く一言だよね。

若いころから売れっ子の女優だった桃井さんは私たちと違う、と思ってしまうかもしれないけど、何のことはない、やっぱり努力と試行錯誤を重ねて今があるのだな、と思った。

わたしはただの普通の主婦だけれど、わたしはわたしなりに居心地のいい場所とか、自分なりに心地よい人生を送りたい。

桃井さんを真似るのではなく、それぞれが自分なりの「いい感じ」を求めて試行錯誤を積み重ねていけば、何もしないよりもずっといい未来が待っているはず。

そう信じて今年もまた頑張るぞ!と桃井さんとマツコにエネルギーをもらった回でした。

今日もお読みくださりありがとうございました!


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