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戦士たちを解放する旅19 (アヤワスカ体験3.4)

その後…よく分からないけど、
インディオの戦士たちが集まってきた。

昔私が戦士だった時、
いつも右側だけに化粧をしていた。
それがシンボルで、
彼らが私を見つけてくれたと分かった瞬間、
私は男泣きした😭

それから彼らに語りかけた。

「もう戦いは必要のない時代になった。
これまでの無念、家族を失った悲しみなど全てここに置いて、一度源に帰ろう。悲しみは喜びに変わる。

沢山の喜びの種が大地に降り注ぐ。
生まれ変わって戻って来たら、
共に大地を耕し、歌い踊り笑い、
みなで喜び溢れる世の中を作っていこう。
必ずまた会えるから。」

戦士たちは…私の話を聞いていたけど、
信じていいものか…という感じだった。

そして私はまた語りかけた。

「私が先に悲しみを炎に投げ入れ道を示すから、みんな私の後についてこい。
誰一人として取り残しはしない。」

最初は戦友だけだったのが、
みな仲間だから一緒に弔う…と呼びかけたら、
世界中の戦士が集まってきた。

みんなが正気に戻った頃、
私一人だけまだ泣き続けていた。

それでもみんな仲間だから、
最後まで一緒にいてくれると信じていた。

そして戦士たちにもそう話した。
「みんなを信じて大丈夫。」

やっとのことで覚悟を決めて、
私はふらつく足で焚き火の前に出た。

そして炎を整えていたヒカルドに、
何か炎の中に投げ入れるものを頼みたくて、

「戦士たちが私を見つけて集まってきた。
彼らを天に返すために何か炎に投げ入れるものが欲しい。」と事情を説明しかけたら…

思わず感情が溢れて、
彼の肩に寄りかかってしまった。

その時、彼とはいつか戦士仲間だったなぁ…と思ったけど、今の彼はとても大きい人で、

小さい日本人女子の私が🤣こんなに馴れ馴れしく彼に近づいたことはなかったので、
自分でも驚いた。

彼はタバコ(中身だけ)を持ってきて、
「気が済んだら投げ入れなさい。」と言って、
私の左の手のひらに乗せ握らせてくれた。

しばらく炎を見つめながら、
心を落ち着けていた。
他の人はすっかり目が覚めていた。

それを横目で確認しながらも、
落ち着いた気持ちでやるべきことに集中した。

私は自分の背負ってきた物を炎に投げ入れ、
それが天に上がっていくのを見届けながら、
戦士たちへの祈りを捧げた。

それから戦士たちへ全ての想いを込めて…
炎に投げ入れた。

その後席に戻って落ち着いた頃、
急にヒカルドが歌い始めた。
誰もが静かに見守る中、

その歌声はどこまでも切なく響いた。
そして私はその声に乗って、
戦士たちが意気揚々と天に上っていく姿を、
感慨深く見つめていた。

その頃…今回の儀式が始まる時に、
「自分の魂の求めている、
この先の道を示して欲しい」
と頼んでいたことを思い出した。

そして私は気付いた。

私はたった今戦士たちに、
「安心して過去を下ろし、
天に上っていいよ」と道を示した。

同じように私も、
過去を手放し悲しみを下ろし、

この先誰よりも先に、
喜びの世の中を生きていくことで、
後に続く者たちへの道しるべとなるだろう。

それが私の生きる道なのだ。
すでに気付いてはいたけど、
やっぱりそうなのかと…ストンと心に入った。

さすがにもう儀式は終了して、
マテウスがみんなの体験をシェアするように呼び掛けていた。そして何人かがその体験を語っていた。

基本的に私は、
人前で話すのは苦手なのだけど、
今回はみんなにシェアするべきだと思った。

それで一通りみんなが話した後、
控えめに手を挙げて🤣😳
自分の体験をみんなにシェアした。

「最初に…みなさんこんな時間まで、
一緒にいてくれてありがとう🙏

私は本当は恥ずかしがりやで、
ポルトガル語でちゃんと表現出来る自信もないから、人前で話すのは苦手なのだけど、
でも…今回はみんなにどうしてもシェアしたいので話します。」

そう言って、
まず「紫の蛇」の話をした。

自分が抱えていたものと、
ここにいる人たちに感じていたことと、
この4日間で自分が感じたのは「愛」だったことを正直に話した。

話が終わった後のティピは、
とても暖かいエネルギーで満たされていた。

でも話はそれで終わりじゃなかった。

「私は人前で話すのは得意じゃないのだけど…
もう1つ話すことがある…😅😳」

と言ったらみんなが笑った🤣

そして私はまず、
化粧をしてくれたヘベッカの方を向いた。

「昨日みんなに化粧をしてくれた時、
みんな額に可愛く描いてるのに、
どうして私だけ右半分なんだろうと思ったのだけど…気付いてた❓」

そう問われたヘベッカは、
「そう言われてみれば❗なんでだろう⁉️」
と驚いていた。

私は戦士たちを解放した一連の話を語った。

どうしても込み上げてきてしまう涙で、
開けられない目を半分閉じたまま、
私の口は勝手に動いていた。

みんなどんな気持ちで聞いていたのかは、
分からない。でもその後何人かの人が私の所へ来て熱いハグをしてくれた🤣😳

(ポルトガル語は何となくで訳せないけど🤣)
その愛情籠った眼差しとエネルギーを感じて、
上手く言葉を返せないのがもどかしかったけど、

言葉は要らなかった。
みんな本当に温かかった。

最後にヒカルドにお礼を言いに行った。

彼は私の目を見つめて、
「君の言葉は僕の心の奥底に触れた。
君の言ったことは正しいよ。」と言った。

そして2mもありそうな彼と、
男同士🤣の友情のハグをして、
言葉にならない思いを共有した。

「さっき戦士たちに祈りの歌を捧げてくれたね。
ありがとう。」そう彼に伝えたら、
彼は静かに頷いた。

そして彼は私に、
これからも自分の身体を大切にするようにと、
食事のこと、休むこと、過ごし方などを
具体的に話してくれた。

私は溢れる涙と感情を抑えるのに精一杯で
それ所じゃなかったのだけど🤣😅

そうして…すっかり落ち着いた頃、
マテウスが言った。

「ガンボやる人❓」

私は全然やるつもりはなかったのだけど、
今回だけは…旅立った戦士たちを刻み込むためにやろうと思った。

そして自分でも意識しないうちに、
右手を上に挙げていた。

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