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遠く、山をのぞむ

あけましておめでとうございます。

年末の締めのご挨拶をしたばかりなのに日付が変わるとすっかり気分も変わっているのですから年末年始とは不思議なものですね。

大晦日、電車に乗っていたときにちらちらと降っていた雪が次第に本降りになってきて、もしかして積もるのかなと思っていたのですが、さっと降ってさっと上がるいさぎよい雪でした。晴れた日に降る雪を初めて見たように思います。

車窓からは山がよく見えました。尾根が連なり、奥に行くにしたがってうすく重なる様子は本当にうつくしく、ふと、塩尻の駅で電車を待っていたときにホームから見える山々を眺めながら、焦がれるような想いを抱いていたことを思い出しました。

わたしは山登りをすることはほとんどなく、山の遠景を眺めるばかりなのですが、旅先で山の姿を見つけるたびになんとも言えない望郷のような気持ちになるのは不思議なものです。

年末年始は日々静かに過ごしています。けれどそれでもなんだかいつもよりにぎやかです。いつもと違うことを楽しんだり、いらいらしたり、気持ちは忙しく、そういうときに歯を噛み締める癖のせいで、しばらく解放されていた歯の痛みが復活しました。噛み締めすぎて歯が痛くなるなんて、本当にどれだけつよく噛んでいるのか、自分でもよくわからないのですが。

今年は展示や個展、そしてお仕事のリリースの予定もいくつか決まっています。どこかでみなさんのお目にかかれることを楽しみに、がんばりたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

いつもお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、これからの作品作りに使いたいと思います。