個展「夜も川は流れている」と、次の個展のこと
SUNNY BOY BOOKSさんでの個展「夜も川は流れている」が無事に会期を終えました。思いがけない方との再会、初めましての方との出会い、友人との再会など、たくさんの機会がありました。作品とともに詩集『夜も川は流れている 冬の十四行』もたくさんの方にお迎えいただけて、次へつながる力をいただけたように思います。ほんとうにありがとうございます。心から感謝しています。
個展が終わって5日がたとうとしています。会期と入れ替わりに怒涛の春がやってきて、眠くて眠くて仕方がありません。ぐずぐず言いながらすこしずつ仕事をし、眠り、食べ、暮らしています。個展がひとたび終わってしまえばほんとうに静かな日々です。
次の個展は東京・にじ画廊さんで5/12-24におこないます。今回の個展同様、作品は完成するのか…?という不安な気持ちはありますが、ほんとうに今年はこんな感じで駆け抜けていくのでしょう…。
次の個展ではSUNNYさんでの個展のながれを引き継ぎつつ、さまざまな方のお力をお借りしながらさらに展開していきたいと思っています。さまざまな気持ちが去来する日々ではありますが、落ち着いて、不安に飲み込まれないよう、日々のことをおこなっていきたいと思います。
またお会いできる日を楽しみにしています。
あらためてありがとうございました。
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『夜も川は流れている 冬の十四行』
夜も川は流れている
わたしたちは 眠り、わすれ
黒鍵のない ミとファのあいだのように
白い雪の上を 歩くのです
そして 適切な速さで
わたしたちは死んだ
しろたへの ころもをまとひ
ひとひらの雪を はみました
黒いワンピース、うつむきひるがえり
白くけぶる空を
湯殿の屋根が突き破る
太陽がこぼれる
夜と朝が接続し 冷えた川面に湯気がたつ
今日も川が流れている
いつもお読みいただきありがとうございます。いただいたサポートは、これからの作品作りに使いたいと思います。