🌷HBgarellyでの個展、終了しました！🌷

HBgarellyでの個展「Blessing」が終了いたしました。今回はできるだけ在廊して、お客さまとお話ししようと決めていたのですが、ありがたいことに終日立ちっぱなしでお客さまをお迎えすることができました。にじ画廊での個展にお越しくださった方やSNSをご覧になったという方、そして島根や山形、岡山などの遠方から（！）、わざわざ足を運んでくださった方もいらっしゃいました。本当にありがとうございます。

今回の個展で個人的に一番大きな収穫だったのは、「自分は自分でいいのだ」という実感を得られたことです。そもそも、今回のテーマとして、さまざまなひとやもの、見えるもの見えないものまで、すべてが生き生きと存在することを祝福する、ということを掲げていたのですが、

生きていてもいなくても、目に見えても見えなくても、みんながともに暮らしている。そんなことを考えながら取り組んだ個展です。タイトルにした「Blessing」ー「祝福」という言葉は、生きることへの讃歌としてつけました。バズからも、思想からも、地域からも離れて、いま、これを読んでいるあなたをただ祝福したいとつよく思います。生きることは苦しい。けれどきっと楽しい。そんなふうに思える瞬間が誰にだってあってほしい。そんなふうにひとの心に光をともすようなことが、自分の力でできるのかなんてわかりません。けれどやるしかない。やろうと決めた自分を信じ、届くよう祈るしかありません。　　　　　　　　　「Blessing」ステートメントから抜粋

こんなことを掲げていながら、恥ずかしながら「自分は自分でいい」と思えないわたしがずっと心のどこかにいました。ひとと比べて自分って全然ダメだな、と思うことばかりで。

けれど、いざ個展が始まってみると、「自分が受け入れてもらえた気がしました」「展示を見てすごく元気になりました」などのご感想をたくさんいただいて、だんだん「あれ？自分の認識ってちょっとちがうのかな」と思い始めました。

来てくださった方が、作品を見ながらいろいろなことを感じとってくださり、それをわたしに伝えてくださって、わたしもさらにそれに答える、そんなやりとりがたくさんあり、それぞれの心の中でわきあがるいろいろな想いを、こんなに聞かせていただけるなんてことは今までありませんでした。それぞれが生きる人生があって、その中に少しだけお邪魔させていただいている感覚。

そしてあの場でさまざまなひとが出会い、誰かの話を聞いて、新しいことが始まる、そんな予感がたくさんありました。自分の作った空間でそんな瞬間に出会えたことがなによりしあわせで、今ここで自分が生きていることそのものが祝福されているように思えました。あ、自分は自分にあったやり方で自由に楽しく進んでいっていいんだと、はっと気づく瞬間がありました。

そして、自分がやるべきことはここにある。そう確信することができました。

心からしあわせな6日間でした。来てくださったみなさん、そして手を貸してくださったみなさん、本当にありがとうございました。

またどこかでお会いできればうれしいです。

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次は来年5月ににじ画廊、10月に京都のHIRAETHでの個展を予定しています。もしタイミングがあえばぜひお越しくださいね。