元キャプテンの想い。

最近うちのクラブでは、必要だよね。ということで、素走りのトレーニングをしています。
QUEENSでは、あまり走ることをしてきませんでした。
だって、みんな好きじゃないでしょ。笑

だからあまりしてこなかったけど、やっぱりみんな走れてないな〜ということで、やってみることにしました。監督にとっては、重たい決断でしたが（監督も走らせたくない派）、スタッフや選手みんなで話し合って決めました。

走りきった後、練習の最後に、さきが「ちょっと良いですか」と口を開きました。

その日も、さきが先頭でみんなを引っ張ってましたし、今シーズンに入り、普段から低酸素ルームなどで練習前に走ったりしているさき。

うちの試合を見れば、いかにさきが試合中走り回ってくれているか、わかると思います。その姿に、結構毎回感動します。感謝します。
もちろん走れることが全てではありませんし、他の選手が全然走れていないわけではありません。他の選手もみんな頑張っています。それは知っています。
でも、やっぱり「さきがいちばん走ってたよね」となるのがQUEENSの現状です。

そんなさきが、みんなに伝えてくれたこと、本当に感動したし、心打たれたんです。

「私がなんで最年長なのにこんな走れるかわかる？
だってね、みんなより努力してるから。
私は去年の最終戦で、ラスト10分、足が止まってしまった悔しさが今でもずっと残ってる。だから、もう去年みたいな悔しい思いは絶対にしたくない。だから誰よりも努力するんだよ。」

そんなさきの力強い言葉に、私は心が震えました。
これは今の現状にフォーカスしてしまうかもしれないけど、きっとこの子はサッカーを始めてからずっと、そういう気持ちでサッカーと向き合って、自分と向き合ってるんだろうなと思いました。

今までの実績や経験があるからできるとか、今のさきにはみんなよりも時間があって余裕があるからできるとか、多分、そういうことじゃない。

誰よりも強く「想う」ことができるから、できているんだと思いました。

強さの裏には必ず理由がある。

努力していると自分で言える人は、強い人です。そして、自分の弱さを知っている人です。

こんな素晴らしい人と一緒にサッカーできている若い子たちは、幸せだろうなって思いました。
さき、ありがとう。でも、責任を背負いすぎないでほしいなとも思ったよ。
今年のかわいいかわいいキャプテンもいるし、2人で調和してみんなを引っ張っていって欲しいと心から感じました。素敵な関係性なのよ、この2人。

そして、この話にはまだ続きがあって・・・
また明日更新しますネ。

ゆかさる