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【フランスの婦人科の検査!】乳がん&子宮頚がんアラサーの体験談!どうやって検査できる?費用は?

前回の記事で「婦人科検診まとめやります!」って宣言してから、はや数ヶ月、、。

待ってくださってた方、ごめんなさい!
とっても時間が空いてしまいました🥹

気を取り直して、私が受けた婦人科検診についてまとめていきます!

婦人科の検査って勇気いりますよね。
でも、婦人科の病気って急に来るって言うし、なにかと心配、、。
日本でも勇気がいるのに、フランスでってレベル高すぎる、、。

とお困りの方向けに、25歳から30歳までの期間で私がフランスで体験した婦人科の検査を書いていきます◎
年齢や、家族の病歴などによって検査の内容は変わるので、Assurance Maladieなどの公式ウェブサイトや、自分のかかりつけ医へ確認してくださいね!

今回の記事では、
1. 何の検査を受ける必要があるのか
2.どうやって検査を受けるのか(どこで?予約は?)
3.いつ検査を受けた方がいいのか

の3つがわかる内容になっています!

今回は私の一個人の体験談と、フランスの国のウェブサイト(Assurance Maladieなど)を元にまとめています。
各所で、参考にしたウェブサイトのリンクを載せているので、詳細が気になる方はクリックしてご覧ください◎

フランス在住で困っている方の参考になれば幸いです☺︎

1.乳がん健診

日本だと乳がんの検査って、マンモグラフィーを想像しますよね。

ですが、結論から言うと私の場合はただの触診だけでした!
※リスクが低い&家族にがんを患った人がいないケース。
触診 = palpation (フランス語)

でも、マンモグラフィに関して気になる方もいらっしゃるかと思うので、まずはそちらから見ていきましょう!

●マンモグラフィ

マンモグラフィに関しては、実際に私は受けていないのですが、フランスの国のウェブサイトを元にまとめていきます!

●対象年齢 :
主に40歳以降ですが、家族の病歴やリスクによってはそれよりも早く始めるよう推奨されています。

フランス国立がん研究所のサイトによると、マンモグラフィーは特に家族の病歴に問題が無い方やリスクが比較的低い方は、40歳以降が主に対象なのだそう。

Assurance Maladieのウェブサイトによると、50歳〜74歳の年齢層で一番乳がんが発見されやすく、この年齢層だと無料で2年に1回マンモグラフィを受ける事ができます。
ちゃんと「検査受けてね〜」っていうお手紙も届くんだとか。

家族に乳がんや子宮がんなどを患った方がいる場合やリスクが高い場合は、40歳以前でもマンモグラフィーが推奨されています。例えばリスクが « très élevé (とても高い) » 場合は、20歳から病院での診察、30歳からレントゲンの検査などが行われるそう。
その場合は、かかりつけ医に相談して、自分に合った定期検診を受けるように推奨されています。
参照 - 自分のリスクを確認できるサイトはこちらをクリック(フランスの国立がん研究所)

私の知り合いの話ですが、、。
家族に病歴もなく、「リスクが低い」とされる30歳の若いフランス人女性で、乳がんにかかった子がいます。
その子は、以前から胸のしこりに気付いていて、かかりつけ医に相談したにも関わらず「家族に病歴も無いし心配ないよーマンモグラフィは要らないよー」と言われ、数ヶ月放置したそう。
結果、がんが進行し、現在治療を受けています。

だから、家族に病歴が無くても、自分が変だと感じたら納得いくまで何人もお医者さんに会いに行くこと、そしてドクターの判断を鵜呑みにしないことが大事だなと思いました。

日本だと分かりませんが、フランスだと結構こう言うケースが多い気がして、、。涙
これを読んでいる方には苦しんでほしくないので、個人的な知り合いの話ですがシェアさせてください🥲

●どこで受けられる?:
まずは、かかりつけ医、もしくは婦人科に行って、Mammographieの処方箋をもらいます。

その後、その処方箋を持って、Imagerieと呼ばれる、レントゲンなどを行う検査機関の予約を取って、マンモグラフィを行います。
Imagerieは街中にたくさんありますよ◎

かかりつけ医、婦人科、Imagerie、どれもDoctolibで予約できます☺︎

●料金 :
お医者さんからの処方箋を持っていくと、
Secteur 1のImagerieだと約41€(片方)もしくは約66€(両方)
Sevteur 2だと約70〜100€

50〜74歳はSécu(社会保険)で100%カバー。
それ以外の年齢の人は、Mutuelle(任意の相互保険)の種類によりますが、大体100%払い戻しがあるそう。

●触診

じゃあその年齢に達していない私はどんな検査をしたのか。
それはさらっとお話ししたように、ずばり触診です!
かかりつけ医や婦人科のお医者さんが隅々までくまなく触って確かめます。
かつ「自分が1番自分の体の変化を見つけやすいから、自分でも毎日確認してね」と言われました。
私の知り合いの話からもそうですが、毎日のチェックも大事なんだなぁと実感します。

●どこで受けられる?
・婦人科医 Gynecologue
・一般医 Généraliste
・助産師 Sage-femme
などで受けられるし、どのように自分で定期的にチェックするかも教えてもらえます。
私の場合は、ピル処方の際についでに受けました。

●予約方法
Doctolibから「Consultation de médecine générale」または「Consultation gynécologique」で予約しましょう。

料金
Consultation de médecine généraleは約25€から(ドクターによる)
Consultation gynécologiqueは48€から(ドクターによる)

ちなみに、フランスの婦人科ってどんな感じか気になる方は、こちらをご覧ください↓☺︎


2.子宮頚がん検診

子宮頚がんの検査もこちらでは推奨されていて、私の場合はAssurance Maladieからお手紙が届きました◎


●対象年齢 :
子宮頚がん検診は、Assurance Maladieのウェブサイトによると、25歳以上が対象とされています。

●どこで受けるのか :
子宮頚がん検診は以下の場所で受けられます◎
・婦人科医 Gynecologue
・一般医 Généraliste
・助産師 Sage-femme
・ラボ Laboratoire Biologique
・Centre de Santé(メディカルセンター), etc.

●予約方法 :
予約はDoctolibのアプリ(またはウェブサイト)からがおすすめです!
自分の希望のエリアで「Frottis」で検索すると、お医者さんが沢山表示されます。
その中から選んで、希望日で予約するだけ。

ただし、婦人科は初診はオンラインでは取っていないドクターが結構多いです。
根気強く探しましょう。
それから、予約前にそのドクターの口コミはGoogle Mapでチェックしておくのがベター◎
フランスだと結構お医者さんの当たり外れが大きいです。汗

●注意点 : 予約をとる時は、自分の生理周期をチェックしてから予約しましょう◎
特に生理中は検査ができないので要注意。また、生理直前はおりものが増える傾向にあるので、前の生理期間と次の生理期間のちょうど真ん中くらいに実施するのが理想的なんだとか。←Amelieのウェブサイト情報

(とはいえ、私のドクターは生理直前でも検査してくれました◎)

●25歳〜29歳

◯検査の種類 :
「細胞学的検査または子宮頸部スミア検査中に採取された細胞の検査」。
要は、膣から細いブラシを挿入し、子宮頸部をそのブラシでこすって細胞を採取し、それを検査されます。
そう聞くとちょっと不安ですよね。でも大丈夫!全然痛くなかったし、5分もかからずに終わりますよ!
私のかかりつけ医の説明によると「人によっては違和感があったり、ごく少量の不正出血が起こる場合もあるけど、すぐおさまるよー」とのことでした。
たしかに検体採取中は多少触られてる感覚はあるけど、痛くもなんともなかったです。私の場合は不正出血もなく、無事終了。

◯頻度 :
最初の2回は1年おきに実施。
2回とも異常無しなら、そのあとは3年に1回。

●30歳〜65歳

◯検査の種類 :
30歳〜65歳の間は、検査はHPV-HRもしくは高リスクHPV(ヒトパピローマウイルス)ウイルスの検出検査なのだそう。こちらも25〜29歳の検査と同様、frottisと呼ばれる子宮頸部から細胞を取って、検査に回す方法。要するに検査される側としては同じ手順のようです。

違いはというと、25〜29歳の検査は細胞に異変がないか調べるものですが、35〜65歳の検査はウイルスそのものの存在を検査するものなのだそう。
参照 : Assurance Maladieのサイト : https://www.ameli.fr/paris/assure/sante/themes/cancer-col-uterus/frottis-hpv-depistage

◯頻度 :
25〜29歳の検査で異常なしだった後は3年後に1回。そのあとは、検査で異常がない場合は65歳まで5年ごとに実施。

●子宮頸がん検査の受け方手順

子宮頚がん検査は、婦人科、婦人科兼一般医、助産師、またはラボと呼ばれる検査機関で受けられます。

婦人科の場合は、そのドクターのキャビネで受けて、それだけで終了の場合もあるそう。

私は婦人科兼一般医の元で受けているので、その体験談をまとめていきます⬇︎
(婦人科やラボの場合は手順が違うと思います!)

検体の採取はそのドクターのキャビネで行われました。

子宮頸部の細胞を、上の画像に載ってるような細いブラシでこすってサンプルを取られます
全然痛くはなかったですよ◎

そして、自分でその検体を持ってラボに持って行くように言われます。
ラボの受付で、「frottis (子宮頚がん検査)をしたから持って来ました」って言うと、その場で必要事項(名前、電話番号、生年月日など)を確認して、検体を受け取ってくれます。

結果はと言うと、私が行ってるラボからはお手紙が届くのと、私のかかりつけ医からは毎回電話で結果を教えてくれます。
かかりつけ医からは、かかりつけ医ご本人から1回と、その代理のドクターから1回と、ご丁寧に合計2回も電話がかかってくることもありました。
ちゃんとしてる、安心感◎

婦人科検診につかえるフランス語集

フランスのお医者さんあるあるですが、Doctolibに「英語可」って書いてあっても実際には話せないドクターも多いので、、。

必要だと思われる単語をまとめました↓

・Cancer du sein 乳がん
・Cancer du col de l’utérus 子宮頸がん
・Cancer de l’utérus 子宮がん
・Cancer de l'endomètre 子宮内膜がん
・Mammographie マンモグラフィー
・Échographie エコー検査
・Radiographie レントゲン検査
・IRM MRI
・Palpation 触診
・Frottis スメア検査(一般的に子宮頸がん検査のことを指します)
・Dépistage 検診(検査)
・Gynécologue 婦人科
・Généraliste 一般医
・Sage-femme 助産師


おわりに

ちょっと勇気のいる、フランスでの婦人科検診。
行ってみたらなんてことはないんだけど、一歩を踏み出すのが勇気がいりますよね。涙

私も怖くて「検査を受けてね〜」のお手紙を受け取ってから1年くらい放置しました。笑
でも、私にできたから、きっとみんなも大丈夫!

放置して病気になるよりも、ちょっと勇気を出した方が100倍いい!

どうかこの記事が、フランスや異国でがんばるだれかの背中をちょっとでも後押しできたら嬉しいです♡

他にも、ピルの購入方法もまとめています。
ぜひご興味がある方は合わせてご覧ください↓☺︎


フランスで買える感動のおすすめ生理用品もまとめているのでよかったら見てみてくださいね↓☺️


今日も最後まで読んでくださってありがとうございました♡

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