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うつ病になったからこそ気づけたことを書いていこう。

私は、2019年5月にうつ病と診断された。
休職はせず、月~金、9時~17時でなんとか働きつづけることができている。

昨日、 #note勉強会 で「所信表明をするといい」と聞いたので、最近ちょこちょこ自分のnoteでうつ病であることを書いていたけれど、改めてマガジンとして書いてみようと思って。
うつ病の症状や感じ方はきっとそれぞれだと思うけれど、「ウツノオト」としてマガジンに書いていくことで、私自身の気持ちの整理をしつつ、誰かの参考になったら嬉しいなぁ。

うつ病であることを公言できなかった2か月間

私は、パラスポーツを普通じてダイバーシティ&インクルージョンを推進する団体で働いている。
だからこそ、と言ったらおかしいのだけど、「うつ病である」ことをオープンにしてはいけないような気がして、これまではっきりとは公言できなかった。

勝手な思い込みなんだけど、当然働きやすい会社だろうと思われているからこそ、うつ病になったらいけないと思い込んでしまっていたんだと思う。
自分がなんだかおかしいな?と思いながらも、気付けば1年半くらいも病自体から目を反らしてしまっていた。

でも、日々うつ病と向き合わざるを得ない状況にありながら、「公言してはいけない」と考えるのは、どうしても自分のことを否定するような気持ちになってしまって。

同僚にもうまく話すきっかけをつかめず、一部の人しか知らない、という状況だったのが拍車をかけてしまったのもあると思う。

この状況にだんだん苦しくなって、勝手に職場に居づらい、行きたくないと思うようになってしまったのだ。
でも、上司に相談したらすぐに、私が働きにくくならない形で、全社員に私のうつ病を伝えてもらったのが先週のこと。

私の職場は派遣社員含めても40名程の小規模団体なので、みんなの顔が見える仲だからこそ、知られていないことで会話がかみ合わなくなっていた部分があったのだ。(私の思い込みも強いけど!)
その部分が解消されて、気持ちが一気に軽くなったのだ。

書こうと思ったきっかけ

昨日、#note勉強会 のワークショップで、自分の書きたいことの一つとして挙げたのが「うつ病になって気づいたこと」。

今ではいろんな人がうつ病のことを発信しているから、「ありきたりかな?」と思いつつも、壁打ち相手が「読みたい」に〇をしてくれた。

私はうつ病の専門家でも何でもないけれど、今だからこそ書けることがあるだろうなと思ってる。
それに、同じように悩む人にちょっとでも救いになったらいいなと思って、改めて書いていこうと思ったのだ。

コルクラボにも結構うつ病や適応障害の人がいて、最近マイノリティがマジョリティになりつつあるよ、と言われて「確かに」と思ったことも大きい。

うつ病で悩む人、生きることをあきらめてしまう人は世の中にたくさんいると思う。
これだけ世の中にうつ病や様々な病で悩む人が増えているのに、私は「働くこと」が継続できているのは、もしかしたらちょっと珍しいかもしれないし、それはそれで公言してもいいんじゃないかなと思うようになってきた。

これから書いていきたいこと

7月から認知行動療法を始めて、自分の気持ちを文章にして整理していくことはいいことだと先生も言っていたので、少しずつ思うことや考えていること、感じたことを文章にしていきたいなと思ってる。

ほとんど「カッコ悪い」自分の姿になるだろうなと思うけれど、カッコ悪い自分も私だと思っていくことが、今の私に必要なことだろうなと思う。
今すぐはできないけれど、いつかは「カッコ悪く何が悪いの?ってゆうか、私は私だから。」くらいに思えるようになれたら生きやすくなるだろうなと思う。(先は長い)

うつ病になった経緯とか、通院するまでとかも、もしかしたらうつ病かもしれないと思っている人には役に立つのかな?とも思ってる。
私はなかなか病院に行くきっかけがつかめなかった。

私の働いている団体は、全然完璧じゃない。
私がうつかもと思って総務に相談した時には産業医もいなかった。
4年働いているけれど、ストレスチェックも受けたことがない。
でも、現在進行形で私を例にしてちょっとずつ変わっていると思う。
「変われる」団体であることが何よりもこの団体の魅力なんじゃないかなと最近思うようにもなってきた。

そんなことも、書いていけたらいいのかな。

誰に届くのかはわからないけれど、うつ病になる前も今も、私はダイバーシティ社会を作っていきたいと思っているからこそ、自分をここで表現できたらなと思っている。

働いている、といいながら、5年目にして初めて夏季休暇を取って明日からイタリアに行く!笑
うちの会社に夏季休暇という制度はないから有休の実力行使。笑

でも、なぜ2020年の1年前で最上級に多忙な時期に(もちろん、担当業務としては繁忙期ではない)イタリアに行くのかというと、イタリア人の友達に会いたいからというのもあるけれど、2020年もTOKYOもパラリンピックも、聞こえないところに一旦行きたいのだ。

パラスポーツが好きすぎるほどに好きだからこそ、私はうつ病になったのかもしれないと、思う。
仕事をいったん休んだ方が、きっと快方に向かうと思うんだけど、どうしても「休みたくない」と思ってしまう自分がいる。

英語は全く得意じゃないけれど、英語だと聞こえてきちゃう可能性がある。
でも、イタリア語ならわからない。

まっさらな状態で、自分が何で働いているのか、これから先どうしたいのか、自分の仕事の意味って何なんだろうって、考えてみたいなと思っている。
だから今、イタリアに行くのだ。

って思ってたら、まさかの2026年の冬季オリンピック・パラリンピックがイタリアのミラノ/コルティナ・ダンペッツォに決まった!笑
イタリア旅行予約したのは2月、決まったのは6月末。
パラリンピックはどこまでも私を追いかけてくるようだ。笑

それはそれで、まぁいっか!
休職ではなく休暇で一旦仕事から離れてみて、自分のことを見つめなおす時間にしたいなと思ってる。

そんなこんなで、マガジンをゆるゆるっと開始するので読んでくれたらうれしいです^^

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