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『うらやましい』という感情を大事にする。

SNSが発達したことで
他人の暮らしぶりや、仕事ぶり、その人の思考なんかも
簡単にのぞけるようになり
「いいなぁ。うらやましいなぁ。」と感じることが増えたように思う。

私はこの「うらやましい」という感情を抱くたびに
自分に嫌気がさしていた。

うらやましい=妬ましい。
と、私は認識していて、
人を「妬ましい」と思うなんて、なんて嫌なやつなんだ…
と、自分が小さく見えて、苦しくなって、気づけばSNSを閉じていた。

『うらやましい』という感情の奥にあったもの。

ある日、いつものようにSNSを眺めていると
ある人の発信が目にとまり、
再び
「いいなぁ。こんなことやれるなんて、うらやましいなぁ。」
という感情がわきあがってきた。

うっ。と思って、見るのをやめようとすると
頭の中でひとこと声がした。

『あなたも本当はそれ、やりたいんじゃない?』

ハッとして、思わず顔をあげる。
そうだ、これ、私もやりたかったことだ。

そもそも、興味がなかったり
やりたいとも思わないことに対して
「うらやましい」という感情は湧いてこない。

「これがしたい」
「こうありたい」
と思うからこそ、「うらやましい」と思うんじゃないのか。

明らかに「ねたましい」とは違う。

「うらやましい」という気持ちは、やりたいスイッチ。
そう思えたら、すごく嬉しくなって
脳内のやりたいことリストにすぐ追加した。

本当にやりたいことかどうか、は精査する。

ただし、それが私にとって「本当にやりたいことかどうか」は
きちんと精査する必要があるなとも感じる。

例えば、高級なバッグを買っている人を見て
「うらやましい」と思ったからといって
自分も本当に高級バッグが欲しいのかどうかは
再確認したいところ。
(実は高級バッグを持つことで、周りの人から注目を集めたかった、
みえをはりたいと思っていた、とかね。)

もしかしたら、本当に必要なのは
高級バッグではないかもしれない。

『うらやましい』を大事にする。


「うらやましい」と思う時は、自分もそれがやりたい時。
まずは、やりたいことリストに入れてみて
自分にとって、本当に必要かどうかを精査する。
本当にやりたいのなら、どうしたら実現できるかを考える。

「うらやましい」という感情を大事にすると
自分の願いが見えてくる気がした。

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