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私は小説を読まない。
昨年の4月のこと。
接客業を生業とする私にとって無縁の存在であった、在宅ワークを余儀なくされた。最初の頃は始業時間ギリギリまで寝ていて良いなんて最高じゃん、休日も予定に左右されずダラダラし放題じゃん、と呑気なことばかり考えていた。
でもそれはたったの1週間で飽きてしまう。
今思えば、暇な時間に飽きるとはなんと贅沢な・・・と思う。
次第にこの何もないという時間の大切さをとても感じたのだ。
そこで私はこの時間を利用して何かインプットをする時間を作ろうと思い、いわゆる心理学と呼ばれる本や、ビジネス書をAmazonで数冊ポチった。
その頃私はお店の副店長になったばかりで、実際の店舗運営に関わることがほとんどないまま在宅ワークに切り替わって戸惑いを感じていたので、ある意味ちょうど良い機会だったと思う。
買ったのは3冊。
「ついて行きたい」と思われるリーダーになる51の考え方
嫌われる勇気
チーズはどこへ消えた?
もともと活字を追って本を読むのが苦手ですぐに飽きてしまうのだが、珍しくたったの1週間で全部読み終えた。(1週間も掛かったの?遅くない?という人は少しお静かに・・)
しかもノートを取り出してメモまで取りながら読み進めている自分に驚きだった。
久しぶりにCampusのノートを手に取った気がする。
さてここで本題。
さっきも言ったように、私は活字を追うのが苦手だ。
語彙力や文章力を身に付けたくて、小説に手を伸ばしてみたこともある。
電車の中やカフェなどで文学少女を気取ったこともある。
でも続かなかった。
そこには2つの理由がある。
一つ目は、どこまで読んだかわからず、同じ段落を読んでは進みを繰り返すことに煩わしさを感じること。
二つ目は、一度途中で本を閉じてしまうと、続きを読む気力がなくなってしまうこと。
私はもともとテレビっ子で、よく母と一緒にテレビドラマに夢中になっていた。映画も大好きで映画館にも足繁く通っていたこともある。
小説を読まない理由はここにもあると思う。
映像ならではのセリフの言い回しや、間の使い方、何より登場人物が目の前で演技をすることでわかる感情表現。それらを私は小説で感じ取れない。なぜなら読むスピードが遅いし、活字を追うのに必死で物語の世界に入り込めないのだ。
ならば映画やドラマを見る方が入り込みやすいと思ってしまう。
でも心理学の本やビジネス書はどうだろう。
自分のペースで理解し、読み進めることができる。何より架空ではなく、実在する人物の考え方やその話は面白い。コラムを読んでいる時と同じ感覚だ。過去の自分だったらそういった本は手に取ることはなかっただろう。でもこの自粛期間を通じて新たな発見ができた気がした。今や私の本棚が頭の良い人みたいになってきている。(この発言は確実に頭が良くないが)
おかげさまで実りある自粛期間を過ごせていたと思う。
今もまだ自粛期間は続いているが、仕事はいつも通りに戻り、他にも細々と進めていることがあり、毎日忙しく過ごさせてもらっている。パソコンと向き合うことが多い日々で、最近本を読む機会が減っているのだが、たまには時間を見つけて本棚に積んである本を手に取ってみようと思う。本だけじゃなく、せっかく自分でもコラムのようなもの始めたことだし、他の方の記事もたくさん拝見し、学んでいきたい。
まだまだ拙い文章ばかりの私の記事を読んでくださり
ありがとうございます。
日々勉強させてもらいながら、これからもnoteを続けていきたいと思います。
由佳
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