『NASU本 前田高志のデザイン』制作の裏側 第6回 タニシタユカ
オンラインサロン・前田デザイン室で日夜制作が進められてきた『NASU本 前田高志のデザイン』、通称「NASU本(ナスボン)」。このnoteは、その制作に携わったクリエイターたちの活動の記録を、前田デザイン室公式noteのマガジンに集約していく形で公開する連載企画です!
第6回目は、私タニシタがお送りします。
法律のお仕事と、ライティング。幼子二人をおんぶしながら二足のワラジで疾走中。大人しく見られがちなのは、ただの人見知り。慣れてきたらただの変態。それが私です。
前田デザイン室に入ったのは2018年5月1日。箕輪編集室で前田室長と出会い、痛快なお仕事ぶりに刺激され、吸い込まれるようにここまで来ました。
雑誌『マエボン』の副編集長として平成最後の夏の全てを捧げ、前デ公式noteマガジン『前田が行く』では編集長をさせていただいてます。
校正とは、花嫁に最後のメイクをほどこす仕事
さて、普段はライティングをメインに活動している私ですが、今回は校正チームの一員として関わらせていただきました。
校正・校閲って、地味な作業って思われがち。デザインしたり、取材して記事書いたり。そっちの方が一見華やか…かもしれない。
しかし。
アナタがまだ校正の楽しさを知らないっていうなら…もったいない。
校正とはいわば、作品を最後に磨き上げる仕事。ピッカピカに磨き上げて、世に送り出す仕事。
例えるなら、結婚式の裏方さん。花嫁に最後のメイクをほどこして、「うん、最高にきれい。胸張って、自信持って歩いてね」って、バージンロードに送り出す仕事(ちなみに、最後に花嫁のベールを下ろすのは編集長)。
どんどんきれいになっていく花嫁を見るのは、最高に気持ちがいい。
オンラインならではの、試行錯誤
とはいえ、実際の作業現場は結構過酷。
みんな、仕事や育児の合間を縫って作業してるから。しかも、一般的な校正って、みんなが一つの部屋に集まって、紙ベースの原稿に赤字を入れてするもの。我々は、オンラインでつながるチーム。同時進行での作業は、試行錯誤だ。
やり方によっては、最終チェックする浜田編集長の負担が半端なくなる。すでに膨大な作業をこなしている編集長。入稿日はズラせない。それだけは、避けなくては。
最終的には、編集長にグーグルドキュメントで共有してもらった原稿に、皆が【提案モードの編集】でコメントをしていく形におさまった。
迷った部分は、チャットツール・Discord(ディスコード)に書き込む。すると、メンバーから速攻で返事が返ってくる。
作業時間も、作業場所もバラバラ。
それでも感じる、凄まじい一体感。
スポーツしてるみたいな興奮と、心地よい疲労感。
本当に、楽しかった。
120%の自分になれた
プロジェクトの校正に手をあげたとき、正直「やれるかな」って不安があった。校正のスケジュールを考えると、連日徹夜になることが目に見えていたから。
自分のメインプロジェクトが思うように進んでいない後ろめたさもあったし、日々の仕事と育児で体力の100%は使い果たしていた。
でも、やらずにはいれなかった。
NASU本制作メンバーに、私も入りたかった。
「やりたい気持ち」に「覚悟」を足したら120%の自分になれて、走ることができた。
隣を走っている仲間たちは最高で、刺激的で、優しくて。
自分が疲きっていたことなんて、気付いたら忘れていた。
器量好しの、花嫁です。
こうして完成した『NASU本』。
器量良しの、癒しナス系。
料理はできないけど、デザインセンスは最高。
新たな気付きで、人生にRGBの彩りを添えてくれます。
ぜひ、傍に置いてあげてください。
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