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2305_「スカートと風景」

 念願の個人賛助会員になった初台オペラシティ。会員特典で、施設展示会の招待券が送られてくるようになった。自分の好みで伺う展示会も偏ってしまうのでこれは有り難く、今回は今井俊介氏の「スカートと風景」に行ってきました!

 絵画ともデザインとも受け取れるキャンバスの作品を元に、同デザインのパジャマ、エプロン、旗などの布製作品や、映像作品で構成されている。
 ストライプ模様がフックとなるシンプルな構図。そして、時代背景を1番感じさせるのがその色使い。
 パンフレットやご本人のインタビュー映像から、「最終的に振り返ると変わっていく作品模様」の概念が示されている中で、最も発表年の特徴になりえている、鮮やかな配色の数々が今井俊介さんの作品を牽引しているような気がした。
 布にプリントされている作品も、オリジナルの鮮やかさがそのまま再現されており、現代の色彩表現に感心する。
 オリジナル絵画は全てデジタルで創られているのかと思ったら、制作工程の映像でペインティングは手で行われていた。
 そんな感想をつらつら書きながらも、単純化された題材と表現の作品は解説からの意味付けが必要とされる気がして、まだまだ理解が追いつかないことの方が多い。



 オペラシティアートギャラリーはメイン展示と同時に、所蔵展示とピックアップ展示も楽しめる。
 これまでの恩返し、これからの生きる意味、触れる芸術の少しでもお役に立ちますように。



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■開催概要

今井俊介 スカートと風景
期間 2023年4月15日[土]─ 6月18日[日]
会場 東京オペラシティ アートギャラリー  
開館時間 11:00 ─ 19:00(入場は18:30まで)
休館日 月曜日(ただし5月1日は開館)
入場料 一般1,400円[1,200円]/大・高生800円[600円]
中学生以下無料

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