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2403_10万円握りしめて行きたいイベント「ART FAIR TOKYO」

 3年前から毎年楽しみにしているイベント「ART FAIR TOKYO」。今年も東京国際フォーラムで開催された会場に行ってきました!

 ART FAIR TOKYOは全国の画廊が集まりブースを構え、美術品の即売を行うイベントです。現代アートから古美術まで156の区画が並びます。
 入場料は前売りで4,000円と美術館の企画展よりもお高めな印象。毎年公式サイトで数か月前にボランティアスタッフが募集されるので、収益は各画廊に分配される仕組みなんだろうか、と気にしてしまう企画職です。

 このイベントの最大の魅力は、「実際に気に入った作品が買える」ところですね。鑑賞だけで終わってしまう美術館と異なり、今この目の前の作品に値付けがされ、アート作品の売買が行われるのを感じられる日本でも少ないイベントなのでとても楽しい。
 一律で値段が決まっている大衆エンタメとも違う感覚で、一点物の作品を探すことができます。

 海外では建物自体が大きく、余白スペースになる壁面もあるので飾るアートも大きいし、アートでも飾ろうかという文化もある。2m四方の絵画は迫力があって素晴らしいけれど、家には置けないしなぁ…。

 初めて来場した3年前なら10万円あれば何か買えるのではないか?とわくわくプライスリストを覗いたりもしたのに、今年は1m四方サイズを超えると30~50万円くらいのラインナップが主流でした。アートの価値が上がっているのが嬉しい反面、気軽に手に入れられないのは寂しいなと思ってしまいます。
 それでも、売却済みを表す丸くて赤いシールは体感で8割くらいは貼られていましたね。
 古美術を扱うブースで、「全部売れてしまったので、急遽本日持ってきた焼き物が1品だけあります」と紹介されたほど。人物等身大の彫刻になると300万円を超える作品も売れていたので、購買意欲はちらほら見かける海外からの参加者含め、高いという。

 千差万別な創作物に囲まれると、1時間回っただけで疲弊が止まらない。写実画、抽象画、風刺画、春画、版画、彫刻、オブジェ、壺、茶碗、印籠…。
 画廊なんて敷居が高くて入れないし、そもそもどこにあるのか分からないのでこうやって集まりイベントを行う市場があることが嬉しかったです。

 人酔いとインプットのし過ぎでふらふらしながら、今年も何も買わないで回りきってしまった。
 音楽や写真といった芸術に関わっていられる人生だからこそ、生み出す役割だけではなく支援も含めて消費者になりたいと思ったアートフェアでした。



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ART FAIR TOKYO

2024年3月8日[金]ー3月10日[日]

東京国際フォーラム ホールE/ロビーギャラリー

https://artfairtokyo.com/

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