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パリ旅行記_乗り換えのドーハで置いてかれた話②

 大事件もなく、無事に終わろうとしていたパリ旅行。帰路の経由地ドーハで、乗り換えの飛行機は無常にも私たちを置いて飛び立っていました。

 同航空会社の別便対応をされている方に助けを求めると、「サービスセンターに行って」と言われ、さながらドラクエ気分になってきた。
 サービススマイルが1ミリもない担当の黒人さんに、「振り替えは明日の便だね」と淡々と告げられる。
 「ホテルバウチャーをメインのサービスカウンターでもらってね」グットラック。(かすかなサービススマイル)広すぎるドーハ国際空港で更にドラクエ。

 取り合えず空港のベンチで一夜を過ごさなくてもすみそう、という安心感が広がる。ホテルバウチャーというとても大事そうな紙をいただいて、のんびりパスポートにカタールの入国スタンプを押してもらって、外へ。
 出口にいた恰幅の良い口髭のおじさんが話しかけてきた。「コワイ」といぶかしんでいたら、手配ホテルの送迎案内の人でした、すみませんでした。

 仲間がいないと思っていたのに、私たちが一番遅かっただけで、数十人の乗り換え難民仲間がベンチで待っていた。(いや、のんきですみません二回目)
 シャトルバスに乗り込み、ホテルへ。どうやら明日の朝も空港まで送迎してくれるみたいだ。

 WEBによると、「世界一退屈な街」。突然過ごすことになった事前知識のない異国の地で、預けてしまった荷物は取り出せなかった。機内用のトートバック1個を抱えて、1日どうしようかなと思いながら車が到着した先は全部が金色の建物、ゴージャスホテルだったのです…。

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