柔らかいティッシュと日本人の精神

令和6年３月2日

先月の後半あたりから、やっぱり来ました「花粉症の、兆し」が…。お茶をたくさん飲むようにしているので、症状は例年より抑えられているようにも感じるのですが、やはり朝に鼻水、夜に目の痒みなどの症状が出るので、このような時に必須の柔らかいティッシュを購入しました。

普段使うティッシュも素晴らしい品質で使い心地が良いのですが、花粉症だと鼻をかむ回数が増えますので、やはり肌に優しい品質のものを使うことになります。

たかがティッシュと侮るなかれ。
日本のティッシュの品質は、恐らく世界一だと思うのです（トイレットペーパーも然り）。何故、日本人はそんなに高品質なものを作ることができるのか、お考えになられた事はございますでしょうか。

そこには、日本人の精神性から成る「愛」によるものだと私は感じています。現代の日本では「愛」と聞くと「恋愛」の愛だと思う方も多くいらっしゃると思います。

この場合の「愛」とは、そのような愛ではなく「ご愛顧」「愛用品」といった、結果としては「お客様が贔屓にしてくださる」というもの。それを企業側はどういう行動をしているかというと、「どれだけ使う側に寄り添えるか」という「慈愛」からくるものなのですよね。

このティッシュも、花粉症や赤ちゃんなど、肌が敏感でかぶれ易い方を対象に作られているものだと思いますので、どうしたら肌に負担がかからないか、何度鼻をかんでも痛くならないかなど、日夜研究して出来上がった商品だと思うのです。

日本人のものづくりの精神は、このような「慈愛」から生まれるものです。だからこそ「細部に神が宿る」のでしょう。

日本人が繊細な感性を持っているのは、正に五感であらゆる情報を受け取る能力に長けているからではないか、と私は思っています。だからこそ、高品質なものを作ることができるのだと思います。

普段から五感を意識していらっしゃいますか？視覚、嗅覚、味覚、聴覚、触覚。あらゆる感覚器から得られる情報に意識を向け続けていくと、だんだん心が満たされて心に余裕が出てきます。そして、そこから新たな自分の可能性に気がつくことにも繋がるのです。

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