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【ドイツ旅】小さな街で無計画にのんびりと ミルテンベルク

こんにちは!ピラティストレーナー・ライターの金田ゆかです。

GW前に2週間ほどドイツを旅して以来、ドイツのことを書きたい衝動が止まらず、noteに記すことにしました。

私のパートナーはドイツ人で、付き合って約2年、神戸で同棲して1年半が経ちます。まだ2年!? というほど濃い時間を過ごしてきました。それもあって、ドイツのライフスタイルとか国際恋愛のことも書きたいな〜と思っていたのです。

1回目の今日は、ドイツ中部の小さな街「ミルテンベルク」をご紹介。街の魅力はもちろん、ドイツ人ならではの休日の過ごし方についても触れていきますね。

可愛いが詰まった小さな街、ミルテンベルク

ドイツ・ミルテンベルクのメインストリートの様子

ドイツ旅行2日目に訪れたのは、バイエルン州にある「ミルテンベルク(Miltenberg)」。

パートナーの実家からほど近く、ふらっと立ち寄った小さな街ですが、なんとも可愛らしくてすっかり気に入りました。

土曜日のメインストリートの様子

メインストリートには木組みの家がずらーっと立ち並び、これぞドイツ!という風景が広がっています。

レストランとしても営業している歴史あるホテル「ガストハウス・ツム・リーゼン」

ドイツ最古のホテルだという「ガストハウス・ツム・リーゼン(Gasthaus zum Riesen)」をはじめ、中世の趣きを感じられる古い建物がたくさん!

映画に出てきそうな雰囲気のある小道

左に写っているホテルは、もう営業していないようですが、昔の言葉が書かれた看板があり歴史の長さを物語っていました。

ちなみに彼もほとんど読めないらしいので、日本語の古語のような感じなのかな?

ローカルな雰囲気を味わう

マルクト広場前ではテラス席でビールを飲む人の姿も

ミルテンベルクはザ・観光地!という感じはなく、地元の人たちがのんびりと過ごすローカルな場所でした。定番の観光よりも暮らすように旅したい方におすすめです。

ミルテンベルクに来たら、ぜひしていただきたいことは、

  1. のんびり散歩する

  2. 地元のビールと料理を味わう

  3. お城からの眺めを楽しむ

  4. 川のほとりでパンの時間を楽しむ

こじんまりとした街ながら、どこを切り取っても絵になるのがミルテンベルクは、散歩するだけでメルヘン気分を味わえちゃいます。ブルワリーも多く、地元のビールや料理を提供しているお店も多いです。あと、やたらとジェラート屋さんがあり、わりと寒い日だったのに賑わっていました。

マルクト広場の近くにあるレストラン「Goldene Krone」

この日はパンを持ってきてたので外食しなかったのですが、別の平日にミルテンベルクを再度訪れました。すごく気に入ってしまって。

ただ、平日ということもあり、営業しているお店が少なく、こちらのドイツ料理レストラン「Goldene Krone」で食事をとりました。

手前のビールは「Schlappeseppel Kellerbier(シュラッペ・ゼッペル・ケラービア)」

まずはビールをオーダー。彼におすすめを聞き、バイエルン州のビールにしました。一応自分で注文もしましたよ、えっへん! ビールは苦味が少なく飲みやすい。日本のビールよりコクがある。

これと2名分くらいのサラダ付き

私が頼んだ料理は「シュバイネブラーデン(Schweinebraten)」というバイエルン風のローストポークです。甘めの濃厚ソースがうまい! ビールに合わないわけがない。

じゃがいもの料理はマッシュポテトを想像していたけど、芋餅のようなもちもち食感だった。これはクセになります。

ちなみにこちらのレストラン、Googleマップでは酷評されていました。普通に美味しいと思いましたが、気になる方は事前に口コミもチェックしてみてくださいね。

小さいけど可愛らしい広場ではクリスマスマーケットも行われるらしい

ミルテンベルクといえば、色とりどりの景色が広がるマルクト広場が有名ですね。一部工事中でしたが、それでも可愛い。

12世紀の終わりに建設されたミルテンベルク城

そして、広場を抜けると、赤くそびえ立つミルテンベルク城が見えます。現在も修復中のようで、一部工事しています。

マイン川やメインストリートを一望できる

お城の上から眺める街並みも、これまためちゃめちゃ綺麗でした!ドイツってオレンジ色の屋根瓦が多く使われていて統一感があるんですよね。何度見ても、感動して思わずため息がこぼれる。

お城の前にあるのは中世の歴史が学べる博物館

お城の中に入るのは無料ですが、博物館は有料です。

ヨーロッパの緑はライトな感じがします。
スーパーで買ったトリュフ入りの濃厚チーズ

メインストリートからすぐの場所にあるマイン川沿いには、たくさんのベンチが設置されています。半分寝そべるタイプのベンチに座って、「パンの時間(Brot zeit)」を楽しみました。日本のおやつタイムのようなものですね。

ドイツの人たちが散歩や登山をするときは、パンとチーズ、ソーセージを持っていくらしいです。日本人がおにぎりを持っていく感覚なのかもしれないけど、やることすべてがおしゃれ!

ドイツ人の休日の過ごし方

この塔を抜けてミルテンベルクのメインストリートへ

この日は土曜日ということもあり、家族やカップル同士、年配の老夫婦など散歩する地元の人たちをたくさん見かけました。自然が多くて、こんなに素敵な街並みだったら歩きたくなりますね。

実は、ドイツ人は大の散歩好きで有名で、休日は散歩やハイキングが当たり前。実際に、彼の両親もよくハイキングに行くようですし、滞在中もドイツ人の友人たちと何時間も散歩しました。

さらに、ドイツ人は登山やアウトドア好きな人も多く、休日は自然の中でゆったり過ごすのが普通だそうです。パートナーはかなり本気のアウトドア好きで、私も影響されて本気の登山女子になりました(笑)。

田舎だからかもしれませんが、ドイツの街は、日本よりもゆったりとした空気感が流れているような気がします。

そしてドイツの人たちは、休日を思いっきり楽しんでリラックスしているのが伝わる。オンとオフを切り替えて、自然の中で散歩する。何気ないけど、こういう休日っていいな〜と思った。

歩くだけで心満たされる、ミルテンベルク

マイン橋の下に広い駐車場がある

今回の旅では、ガイドブックもなし、リサーチもほとんどせず、地元の人が行く場所へ連れて行ってもらいました。20代の頃は「金田(名字)トラベル」なんて言われるほど、ガチガチに旅程を組むタイプでしたが、旅の計画をだんだんしなくなりました。

最近の旅は、ただ観光するよりも、登山をしたり、現地の人と同じように過ごしたり、暮らしだったりを体験することが多いです。

だから、地元の人で賑わうミルテンベルクはぴったりの街でした。ゆっくり歩いて休憩しても、数時間あれば十分です。でも、時間を忘れてボーッとするのもいいと思います。

小さいけれど、魅力いっぱいのミルテンベルク。特別なことをしなくても歩くだけで満たされる、素敵な街でした♪


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