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手術までの時間③

2018年11月16日。岐阜から両親が上京してくれた。夫が岐阜まで新幹線で向かい、その後3人+1匹(犬)でドライブして東京まで。夫はスピード狂なので、夫運転の車に乗ると、実家の両親たちはいつもビクビクしている。(笑)それにしても、親というのは、いつになっても子どものために可能な限りのことをしたいと動いてくれる生き物らしい。自分が親となった今、私にもその気持ちがわかるようになってきた。
3人家族から5人家族(+犬)の生活が始まり、息子はなんだか嬉しそうにしている。息子をありのまま受け止め、無条件に心から愛してくれる祖父母の存在は彼にとってすごく大きいと思う。

両親上京の翌日11月17日は、小学校最後の学芸会。息子は学校での出来事をあまり細かく家で話さないので、どんな劇でどんな役なのかほとんど知らないまま観賞したのだけど、とても上手で驚いた。脇役の中でもエッジの効いた悪役で、役に入り込んで演じていて素晴らしかった。終演後に、何人もの保護者から、「いやー、息子さんすごいね。」とか「主役じゃないのに、すべて持って行ったね。」などと言われたので、贔屓目じゃなくても上手だったのだと思う。そういう、彼の得意なことや好きなことを伸ばしていける環境にしてあげたい。

11月18日からは韓国出張。韓国の大学で講義をさせてもらうという素晴らしい機会を頂く。大学の学長ともお会いし、学生たちと交流し、地元の韓国料理を楽しみ、充実した滞在になった。ソウルでは、前々職の同僚に会って、乳がんの報告をすることもできた。たくさん励ましてもらって、ショッピングにも付き合ってもらって、久しぶりに韓国コスメを大人買い!前回韓国に行ったのは3年ほど前だけど、その頃に比べてさらにコスメが進化していて、質の高い製品がたくさんあった。

ちなみにこの韓国出張、手術直前だったからキャンセルしようかとも思ったけれど、手術前に家にこもっていても気持ちが塞ぐかも知れないし、こうやって国外に出て、新しい経験をした方が気が紛れて良かった。大学生の若いエネルギーに触れて、辛い韓国料理で体も温まって、家族用に海苔のふりかけやチャンジャやキムチなどのお土産も買えて、とてもよい時間になった。治療がひと段落したら、もっと海外に出る機会を作るのだ!!!

ということで、やっと次回から入院・手術編がスタートします!(前置きが長くてすいません!)

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