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乳房再建手術

さて、当初は2019年中に終えているはずだった再建手術を、2020年3月4日に無事終えました!乳房再建までの経緯を簡単にまとめると・・・。

2019年6月頃:
自家組織にするのかシリコンにするのかの決定。乳房再建手術には複数の方法があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。私も自家組織を一瞬は考えたものの、なんせ両胸再建なんで、結構な量を切り取らなくてはいけなくなる、ということでシリコンにすることに。

2019年7月:
形成外科の先生とのアポ前日に、シリコンインプラントの自主回収騒動。いつまたシリコンが流通するのかわからない状況だった為、一旦手術はペンディングになりました。

2019年11月:
回収された物とは違うタイプのシリコンがいつ頃手に入るのか、この時点ではまだ状況わからず。年内の手術は無理ですね、という話に。

2020年1月:
月末からシリコンが流通することになり、大きさ、柔らかさ、位置などを決定。次回の通院時に手術日を決定しましょう、ということに。

2020年2月:
4月から大学院が始まることもあり、3月中旬までには手術を終えたい旨を伝えたところ、では上旬にしましょう、ということで3月4日手術!に決定。

という感じです。2018年11月の全摘手術の時も憂鬱でしたが、再建手術の方が気が乗らなかった、というのが本当のところ。全摘手術は今後生きていく為に絶対に必要だったので、前向きに考えられましたが、再建手術はぶっちゃけマストじゃないし・・・、なんなら、再建手術は必要なかったんじゃないか・・・、と思ったりしてました。やっぱり、全身麻酔の手術って、負担大きいですからね・・・。

とは言え、ずっと仮のエキスパンダーを胸に入れたまま過ごす訳には行かず、結局は手術をしないといけない身分なので、腹を括って手術前日に入院。こんな感じで、体に落書き(失礼!)されました。

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新型コロナウィルス対策で、面会は基本的に一切禁止と言われていた為、夫が付き添ってくれたのは手術当日のみ。12:30頃に彼が病院に到着して、ナースステーションで待ち合わせ→手術室フロアーまで一緒に行き、手術室前にてお別れ。手術自体は2時間ほどで終了し、3時には病室に戻っていました。当たり前ですが、寝てる間に全て終わっていて、あっという間でした(笑)

全身麻酔後の倦怠感は少しあったものの、吐き気などもなく、術後の回復はいたって良好でした。前回の手術の時と違って、傷の痛みもあまりなく、身体的な負担はかなり少なかったように思います。私の場合、両胸を同時に再建しているので、ドレーンも2つぶら下がっていて、どちらに寝返りを打つのも大変、という状況は以前と変わらずでしたが・・・。

でもって、手術翌日の夕方にはドレーンが抜けて、2日後の3月6日朝には退院でした。はやっ!全摘手術後は、1週間以上ドレーン付けてたし、結局10日間入院してたことを考えると、本当にあっという間。一定期間はブレストバンドが必要ですが、特に制限もなく、手術明けとは思えない感じの元気さで自宅に戻りました!

ちなみに、退院直前に初めて新しい乳房とご対面!だった訳ですが・・・。第一印象は、「かなり自然やん!」でした。ベッドに寝た状態で傷口のテープが剥がされてご対面したのですが、なんなら少し横に流れてたりして、それまで入れていたエキスパンダーの時とは全然違う感じです。エキスパンダーには、「私、絶対ここから動きませんから!」という強い意志を感じていましたが、シリコンインプラントはもっと柔軟そう!(笑)執刀医の腕が良いのでしょう、自然に体に馴染んでいる気がします。先生、ありがとう!!!(ちなみに執刀医(=主治医)は、30代前半くらいのむちゃくちゃ可愛らしい女性なのですが、傾聴力とか気配りとか素晴らしくて、すごく素敵な医師です。尿道管はイヤ、硬膜外麻酔もヤダ!という私のわがままを聞いてくれました。)

手術前は気が重かったですが、終わってみたらあっという間(何事もそうですけど)。先生が綺麗に乳房を作ってくれて、再建も悪くなかったな、と思いました。再建手術をもって、外科的な処置は全て終了したことになりますが、改めて、乳腺外科の主治医、形成外科の主治医、麻酔医、オペーナースの皆様、看護師の皆様、そして日本の医療保険制度、全てに感謝しています!

ちなみに、どーでも良い余談ですが、入院中はNetflixがものすごくはかどりまして(笑)、色んな作品を見たのですが、FollowersとDavid Lettermanのトークショーがとても良かったです。

さて、また娑婆で頑張るぞ。


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