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【ワクチンパス@オランダ事情】

オランダに行ったのは自分の目で見て
聞いて、感じて、自分で確かめたかったからです。

あくまで私の聞いた範囲の話であり、
私個人の意見です。


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ヨーロッパはワクチンが進んでいる印象があったので
実際どうなっているのか
知りたくオランダのワクチン事情をたずねてみました。

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2021年9月時点で・・
12歳以上80.5%が2度の接種を完了しているようです。
12歳以上84,4%が1回目の接種終了。
日本より先行している感じですね。

○みんなが接種する理由は、
・コロナパスがないとすでに日常生活が難しい
・社会的圧力が大きい
・バカンスに行きたい(長期バカンスはオランダ人にとって重要…)
・ロックダウン、違反に対し高額の罰金、コロナパスなどの厳しい規制を経験したためワクチンは自由へと続く道と信じている
・オランダ人の政府の政策やワクチンに関し信頼度は比較的高い
・欧州は感染率は高かったため危険性を感じワクチン接種率も高くなっている

○10代20代が接種する理由
ワクチン接種すれば、コロナパスが手に入り、飲食店、旅行、映画、コンサートなどにも行け、自由、開放感を得ることができるため。

○現時点で接種後死亡532人(50%が+80歳)、副反応報告147.646人。
でもワクチンが主に原因で亡くなったと判定されたケースはないようです。
政府は接種との因果関係は認めていないません。
80%以上が接種を終了してるので安全性&有効性が確認されてる?とでも言っている感じ。
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これが実際のご意見を聞いた感じです。

実際ワクチンパスの動きは出て来ていて、
私たちが入国した2日後に海外からの渡航者に対し
ワクチン義務の規制がかかりました。ギリギリセーフで
入国した感じです。(私は現段階では未接種です)

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ヨーロッパは地続きで日本の県をまたぐ感じで国を行き来する。
だから日常の生活にも影響が大きいのかもしれません。

今はオランダ国内でもワクチンパスポートの動きが出始めていると聞いていますが、それに対する大規模はデモもあちらこちらで起こっているようです。

日本ではあまり報道されませんね。
どうしてでしょうね。それも考えるポイントですね。

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日本のデモと大きくことなる事。それは、
【接種した人もコロナパス反対デモに参加してるところ】です。


ワクチンを接種した人としていない人がお互いをリスペクトする社会が大切だと訴えてます。
あくまで、選択は自由であり、それを条件に人が差別される事があってはならないという根本的な考えがあります。


自分たちはワクチンをうったから知らないということではなく、
いかなる時も人と人が差別されるような行為は認められないという意思で政府の動きに対し多くの国民が声を上げています。
今、自分には問題が無いから関係ないという意識ではなく、人を分断するような差別を許すことがこれから先、違う形で自分が当事者になる可能性があるから今声を上げるという判断のようです。


このあたりが日本とは大きくことなるのではないかと感じます。


政府に対して声を上げる、
おかしいと感じることはおかしいと発信する、
選択が自由であれば、どちらを選択してもお互い尊重し合う等
意識の問題が大きいなと感じました。

デモの様子はInstagramの動画がありますのでリンクを貼っておきます。

インタビュー部分の日本語訳は以下です。

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【日本語訳】ワクチンに関し、家族、職場などで意見の不一致、喧嘩、差別がある今、私たちの意思を尊重し、平等に扱ってもらいたい。
差別したところで問題の解決にはならない。平等に生きる社会が大切。

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【日本語訳】政府は私たちの意思を真剣に捉えない。
政府はワクチンを接種していない人の意思を尊重せず、言うことを聞かないわがままな子供のように扱かっている。私達がすべての人がお互いに健康に過ごせるようにベストを尽くしているにも関わらず…
自由を奪う事で問題の解決にならない。

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【日本語訳】74歳の私にとって映画館に行くことが日常生活で最大の楽しみ。健康であるからワクチンを打つ必要はないという意思決定をしたため、映画館に行くことができないのはおかしい。
人生の唯一の楽しみがなくなり、自宅で一人で過ごさなければならず、孤独感で辛い。

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【日本語訳】ここ数年ずっとルッテ(暫定)内閣の政策を批判しているが、今回のQRコード、コロナエントリーパス、医療アパルトヘイトは最大のミスだ。とても重要な問題なのでデモに参加せずにはいられない。


国民すべてがそのような考え方ではないことも理解しています。
ただ、自分たちの自由を守るためにはいかなる時も個人が自分の意見をもって、おかしいと感じる事には声を上げる意識が備わっている事はとても大切な気がします。

日本では、デモへの参加も躊躇する雰囲気があり
街頭で何か訴える人たちは、特殊な人がやる事くらいの
空気感があるような気がします。

興味がないのか
関心がないのか。
でも、いざ自分の生活に影響した時には
もう手遅れになっている。
そんな時代が目の前に迫っている気がしてなりません。


日本では政治に無関心、
選挙に行っても何も変わらない、
政府が勝手に決めている
決められたらもう変えることはできない《仕方ない》と諦める。

こういう構図が出来上がっていて、
国を動かす側は何も言わない国民なので
ある意味声の大きい人たちだけを向いて
対応すれば良いという今の形をつくっているように感じます。

ワクチンに関しては
接種するのも接種しないのも自由です。
それを理由に差別があってもいけないと私は感じます。

世界中で【ワクチン】をきっかけに分断が起こっている気がします。
分断するより手を取り合って解決の道を進むべきではないかと私は感じています。

未接種者は犯罪者ではありません。
非国民でもないと思います。
自分の意思で選択しただけです。

分断を生むような施策が無い世界に、一日も早くなって欲しいなぁと心から思います。
だから、私はワクチンパスポートの導入やそれを活用した社会実験には反対です。

オランダを自分の目で見て、
個人個人の意識の高さの違いを大きく感じました。
まだまだワクチンもコロナも目が離せない状況ですが、
どんな状況でも、自分は何を大切に生きていくのか、
本当に個人個人が考える時が来ているように思います。