あいつがゆか専属の愛奴になるまで

ゆかだよー。
それじゃあ、あいつがゆかの専属になった経緯を書いて行こうと思ったんだけど、特に「何がきっかけ」ってのがなくて、ただひとつだけ言えるのは、もともとそういう趣味や性癖の人達が集まって作ったサークルみたいのがあって、そこに彼が所属してたみたいなんだ。

詳しくは書かないけど、いろいろ問題というか、トラブルをいくつも起こしてて、そのサークルの中では「処罰」って言葉を使ってたんだけどさ、単純に手錠をかけられて自分がこれまでやらかしたことについて罵声をあびせられたり、再現みたいなことをして、あんたがやったことは、被害者側からしたらこんな気分だったんだよってわからせるようなことをやってただけ。
それをゆかの目の前で何回かやってもらったけどさ、あいつの表情みてると嫌々やってるように見えたりそうでなかったり…って感じだったんだよね。
ゆかはただ見てるだけだったから、こういうやり方もあるのかくらいな感じだったさ。

そんなある日急にゆかに連絡がきて、あいつが3月いっぱいで入ってるサークルをクビになるんだって話をされたんだけど、ゆかからしたら「へー、だから?」みたいな感じだし、ゆかに関係なくね?って思ったさ。
そしたらいきなりゆかに、4月からよかったらあいつの面倒と処罰を引き続き見て立派に更正させてやってくれないかい?って言われたんだ。

ゆかは、「はあ?いきなり意味わかんない」って感じだったし、話を聞いていく中でさ、ここでは書かないけどいろんなプレイネタの引き出しがあるようで面白くなってきたんだ。
それで、ゆかの言うことや指示には絶対反論しない、24時間365日いつでも私の自慢のいい子でちゃんでいれるって約束が真剣にできるんなら考えてもいいよって言っちゃった。
それで3月末にあらためて二人だけで会って話をして、あいつは私のもとで心機一転頑張って更正をするって言ったから、その場で正式に書類を作成して交わしたさ。

一応サークルからは、あいつの私物を自分自身で回収させて、立つ鳥跡を濁さずにして完全に縁を切らせた。
4月になってすぐに処罰の内容をやるべきか迷ったけど、まずは状況を見ながら少しずつ様子見て面談しつつやっていこうかって。

お互いにさ、嫌なこと、出来る出来ないってあるだろうから、それを理解したうえで無理のない範囲でやれるようにって思ってる。
ゆかってやさしいのかな?そんなんじゃ甘いよ、甘やかすなって言われそうだけど、ゆかはゆからしくやっていくつもり。

最後に、あいつのこと。
今までなんて呼ばれてた?って聞いたら、本名が○○だから、そのまま○○とか、人によって○○っちとか特に決まってなかったって言ったから、だったら本名絡みじゃ面白くないじゃん。なんとなく勢いで、タッピーでどう?って言ったの。
タッピーてのは、ゆかの過去の元カレがたつやって名前からタッピーって呼んでて、そいつになんとなく雰囲気や背格好が似てたんだ。でもあいつは、タッピーって名前かわいいですね、源氏名みたいでいいと思いますからそれにします!って即決されたさ。
だからゆかも心置きなくタッピーって呼ぶことにしたよ。
じゃあ今回はここまで。またねー。

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