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黄斑上膜&白内障手術(1)黄斑外来受診

7ヶ月で3回入院、3回手術したyukaです。
今回は2回目の手術、黄斑上膜&白内障手術のことについてまとめました。

黄斑上膜は、網膜上皮、黄斑前膜などとも言われます。
網膜の中心にある黄斑に膜が貼って視力が下がる病気です。
物が歪んで見えたり、症状のある方の目で見るとない方の目で見たときより大きく見えたりします。

最初に気がついたのは今から2年前、2022年。
それ以前にも飛蚊症で眼科にかかっていて「加齢です。経過観察しましょう」ということでした。
このときは入浴中に右目がピカッと光る感じがしました。
すぐに受診したところ、
「硝子体剥離ですね。これは慣れるしかありません」ということでした。
その後もなんだか右目に膜が貼ったような違和感。
ずっと目やにが張り付いているような感じでよく目をこすっていました。

眼科には半年に1回通院していました。
翌2023年1月に眼底検査をしたところ、
「網膜がつり上がっています。普通はくぼみがあるのですが」
と、黄斑上膜を指摘されました。
ただ、このときは
「まだ視力には影響はないようなので、視力が急に落ちたというときに手術になりますが、まだ先のことですね」
とのこと。
矯正視力でも左1・5、右1・0はありましたので経過観察。
治す薬もなく、ただ慣れるだけ。

といっても、例えばバスから降りるときなど、それまでの視界から視野が変わるときなどにふらつくことはありました。

2023年、この年は6月から治験に参加していました。
基本的に治験期間中は通院、投薬などは禁止。
治験期間が終わってから眼科受診することにしていました。
が!
その年の検診で便潜血(+)。
あっという間に大腸内視鏡検査が決まり、心はそっちに行きっぱなし。
でもその間を縫って12月に受診しました。

ほぼ1年ぶりの受診。
「これは…手術を考えたほうがいいですね。視力が0・5まで下がっています。見えにくいことはありませんか?」

言われるまでもなく、例えばドア。例えばタイル。
真っ直ぐな線が歪んで見えていました。
「なんだろう、疲れ目かな?」と市販の目薬で対応していました。

「手術、ですか?」
「普通はこんな若い方にはしない手術なんですが、ここまで視力が落ちているとこのままにはしておけませんね。」
若い?
黄斑上膜界隈では60↑はまだ若いんだそうです。
「手術してくれる病院はいくつかあります。ただ、患者さんがどうしても、というのならやります、という病院が多くて、一箇所若い方の手術にも積極的なところがあります。そこでいいですか?」
OK!
「ただ、なかなか予約が取れません。初診が1ヶ月先になりそうです。そこでまた手術予定日などを決めてください」
ということで、年明け、大腸ポリープのなくなったスッキリした体(このときすでに乳がんは在籍)で黄斑眼科に乗り込みました。

予約は9時。8時15分に到着したらすでにソファはいっぱい!!
初めての大病院、受付のやり方すらわからなくていちいちお尋ねした次第。
フードコートの呼び出し機みたいなのを透明バッグに入れて、眼科受付へ。
この時点で9時。もう始まってるやん!
待合室のソファには座りきれない人がたくさん。
ようやく名前を呼ばれて視力検査、そして1時間ほど待たされて恐ろしく大量の検査。
あとから考えると、9時時点で待合室にいなかったら順番を飛ばされるのかもしれません。まぁそうでしょう。

結局11時半くらいに
「診察はおそらく1時を過ぎますから、先にお昼を済ませてください」

マジ?
というわけで、病院内のコンビニでお昼ご飯。
1時過ぎ、と言われて1時前に到着。

で、このときかなり人が少なくなった待合に響く
「きゃー!たすけて!」
というアニメ声。攻撃音も聞こえる。
ちょっと離れたところにいるおじさんがスマホでなにかやってる。
マジ?
ゲームなら音消してよ!っとムカムカ!

かなり長いことその音響を聞かされていました。
が。
よく聞くと「アンパンマーン」
え?アンパンマン?
おじさんアンパンマンのゲーム??

と少し近づいてみると…。
眼科の角を曲がったところが小児科。
その小児科のビデオでした。

ここの小児科に通院ということは、割とシビアな病気のお子さんたち。
ごめんね、おばちゃん勘違いしてたわ!!
アンパンマンで少しでも元気になってね!!!


で、結局2時過ぎの診察になりました。
フードコートの呼び出し機みたいなのがブーブー鳴って教えてくれました。

四十代くらいのドクター。
優しそうな方でした。

眼底検査の結果や他の検査の結果と合わせて
「手術ですね。ただ、症状がかなり進んでいますから、完全に歪みがなくなるという保証はありません。視力がもとに戻るまで1年近くかかることもあります」

あっ、はい。

実は、私は目の手術にちょっとしたトラウマがあります。
母方の祖母の実家の仏間にある、亡くなった方の写真。
その中に、片目の老婦人がいました。
母の大叔母に当たる方のようでした。

昭和のはじめの頃だったか。
眼科の手術後、薬とインクを間違えて差され(というふうに聞いています)、片目が飛び出してしまったという話。
眼科医の義眼を入れるという提案も、「見えないものを入れても仕方ない」と拒否したということでした。

子供の頃に見た写真とその話がずーっと頭にこびりついていました。

目の手術!
目に麻酔?
目に注射????

失明するよりはマシだけど(失明に至る病ではないそうです)、でも怖いやん!

「それから、この黄斑上膜の手術をすると確実に白内障が進行しますから、白内障の手術も同時に行います」

白内障?
一気にシニア臭…

「眼球に三か所穴を開けて、膜を除去します。」
目に穴?

目ン玉を取り出していじる手術だと思ってました。
目はあけっぱなし?

わからないことばかり。

トドメは
「手術は日程が詰まっているので、後ほど眼科病棟から連絡が行きます。おそらく2、3ヶ月先になると思います」

「日帰りですか?」
「大体5日間くらいの入院ですね」

え?眼科ってそんなに入院するの?
よく「白内障日帰り手術」って書いてある眼科あるのに?

もうわからないことだらけ。
手術のやり方とか聞いても血の気が引くだけだし、とにかく日程をはっきりさせたい。
なぜならば、その頃はすでにリーグワンはシーズン中!
熊谷遠征は外せないの(なおこのときすでに乳がん…)

というわけで、今後の予定が空白のまま、診察終了。
かなり待たされたけれど、それまでにもたくさん検査をしたけれど、改めてじっくり診てもらえて、詳しくお話を伺うことができました。

会計に提出する用紙を渡されて、診察室を後にしました。

さてここからまた新しい冒険。
会計はどないするんや?

窓口がいろいろ別れていて、どれがフィットする窓口なのか。

おそらくここ、という「会計」に。というか、ここしか考えられないけれど、なんやらアプリとかの案内もあって迷う迷う。

で、夕方でも結構並ぶ精算機。
もちろんポイ活しました✌
 
あとは、この透明バッグとフードコートの(略)はどうしたらいいの?
と、うろうろ。

やたら警備の方がいるおかげで、そこまで迷わなくてすみましたが、初見クリアはなかなか難しい。結構課金してるのにね!

で、気になったていた病院内アプリをDLしてみました。

これを入れておくと、もう朝早くから並ばなくてもいいらしい。
病院内に入った時点でチェックイン完了、眼科受付に行けるとか。
スマホに呼び出しコールがくるから、もうあのフードコート(略)も不要。

あと、会計もクレカ払いにすると「精算」をポチるだけで終了。それは便利じゃない?
使ってみます!!

というわけで、午後四時半帰宅。
ほぼ一日仕事の黄斑外来受診でした。

つづく



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