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乳がん闘病記(3)ドセタキセル1クール目の副作用


2024年7月2日に化学療法開始。
7月25日までの1クール目の副作用についてまとめました。
これはあくまで私の場合で、同じ乳がん、同じサブタイプと言っても投薬にも違いがあります。
また、副作用の出方も、既往症や体質によっても異なってくることと思いますので、ご参考程度に御覧ください。


不眠


化学療法開始の夜からほぼ毎日不眠に悩まされました。
まったく眠れないわけではなく、お昼寝ができた日もありました。
治療日誌の空欄に『睡眠時間・筋肉量・骨量』を記載しています。
大体4時間程度です。長くて6時間。
良質な睡眠とは程遠い。
ステロイド剤の影響が消えた頃でも眠れなかったのは、精神的に不安定だったからでしょうか。

2クール目の診察の折に現状をお話したところ、眠剤処方ではなく、ステロイドの入っている吐き気止めの薬を減量することになりました。

皮膚障がい

注射針跡の腫れ

投与から1週間後、突然左腕の肘に2筋の腫れが出ました。
これは、ついたちのMRIに受けた造影剤注入の跡と、当日の採血の跡です。


熱を持っているわけでもなく、痛みもありません。

その2日後くらいに、ドセタキセル点滴跡も赤く腫れました。
初めの頃はかさぶたになっていたので、点滴の跡がかさぶたになるのは初めてやわ、くらいに思っていました。

どちらも少しずつ薄くなっています。
2クール目の投与前に主治医に診ていただき、問題なしとのことでした。

皮膚湿疹

10日、右手親指の付け根から親指にかけて、北斗七星状の赤茶色の発疹が出ました。少し盛り上がっていました。


その後、左手の手のひらにも赤い発疹、そして小さなポツポツが出てきました。
また、右手親指に出た発疹が左手親指にも出てきました。
こちらはあまり盛り上がってはいません。
このころから、手の握り方に違和感を感じるようになりました。
力が入らないわけではないけれど、なんとなくスムーズに指が動かない感じ。
これは今は解消されています。

手のひらの皮がむける

17日。
指紋が薄くなっているような気がしました。
なんとなく指先がツルツルしている感じ。
18日。
爪まわりの皮がむけてきました。
20日。 
指、手のひらの皮がむけてきました。
掻きむしるような痒みはないのですが、とにかく見栄えが悪いのと、細かいものを掴むのにうまくつまめなかったり。

2クール目の診察の際、これらの画像を見ていただきました。
ヒルドイドクリームと、症状がひどくなったときのためにステロイドを処方していただきました。
ヒルドイドクリームのお陰で今はすっかり良くなりました。

脱毛

化学療法開始から11日目の7月13日、ついに来ました。。
ふと髪に手をやると何本かついてきました。

このときはまだパラパラ。

そして翌14日、シャンプーしていてごそっと抜け落ちました。
かねてより用意していた台所の生ゴミ用のゴミ袋が力を発揮する時が来ました!!
両手の手のひらいっぱいに溜まった髪の毛…
いつまでシャワーで流せばいいのか、やめどころがわからない。
タオルで拭いたら限りなくついてくる。
背中や肩に張り付いた髪の毛が中々取れない。
浴槽に浸かると髪の毛がたくさん浮いてくる。
このときのために購入しておいた浴槽のゴミ取り、これで掬ってもきりがない!
とりあえず、カラートリートメント用に買っていたシャワーキャップをかぶってお風呂掃除しました。

その後は不織布のヘアーキャップのお世話に。
ただし、これも完全に抜け毛を取り込んでおけるわけではなく、織り目のスキを縫って直毛たちがパラパラ落ちてきました。
結局、洗面所には古新聞を敷き詰めて対処。
まとめて捨てた後にクイックルワイパー。ただ、このときはドラストのPBペーパーで、今ひとつ取り切れなかったたので、立体吸着シート(ドライ)を買い直して使いました。
それでもあまり取り切れなくて、シートを直接手にとって雑巾みたいにゴシゴシ拭いて掃除しました。


16日から20日までの4日間がとにかく超脱毛期でした。
不織布ヘアーキャップをかぶった上から手ぬぐいを巻き、常にコロコロシートをコロコロしてました。

その後は少しずつ減っていく感じで、ヘアーキャップはもう使っていません。
後ろとサイドは辛うじて残っています。

このサイドの毛があるので、2クール目の通院日はケア帽子だけで行きました。

診察の際、中途半端なのでバリカンで剃っていいかお尋ねしたら、
「完全に抜ける人はそんなにいません。赤ちゃんの髪くらい残る人のほうが多いですよ。肌がかぶれたりすることがあるので、バリカンはあまりオススメ出来ません」
とのこと。

抗がん剤に対抗しうる、ど根性ヘアを愛でていきたいと思いました!

空咳

抗がん剤投与からほぼ2週間経った頃から、空咳が出るようになりました。
いただいたパンフレットには「空咳が続くときは連絡」と書いてあったので、18日に電話しました。

咳はあるものの、ずっと平熱で痰も出ないなら、抗がん剤の副作用ではないので、気になるならかかりつけ医に診てもらってくださいとのこと。

翌19日にかかりつけ医のもとへ。
もともと気管が弱く、以前コロナやインフルに罹った時も咳だけ一ヶ月近く残ったことも。

かかりつけ医には抗がん剤投与中であることを告げ、治療の妨げにならないお薬を出してもらいました。

2クール目の診察の前に念の為レントゲンを撮りましたが、肺にも血液検査でも炎症を示すものはなく、あと1週間分残っている吸入薬を続けてください、とのことでした。


最後は副作用ではありませんでしたが、記録として残しておきます。


心配していた吐き気、発熱、筋肉痛、関節痛、口内炎などは今のところありません。

これからも、予防できることについてはできる限り気を付けていきます!

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