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【💐別れと出逢い】


お世話になった校舎を後にする仲間たち。

それを見送る仲間たち。

エールの声をあげる若手職員。
拍手喝采の中、
みんな様々な思いを胸に
最後の別れの言葉を交わし合う。

それが3月最後の日の学校の恒例行事。

管理職(ボス)たる者の中には、

「深夜0時までが仕事だ。何事もないことを最後まで責任持って見届けてから
校舎を去りたい。」

と一人校舎に残る者もいる。

一方、新天地で翌日からボスとなり、
荷物もまだ解かないまま、
指揮をとる立場の者もいる。

深夜0時までは
さすがに見送りはできないが、

せめて、最終日の見送りはしたかった。

スーツ姿で玄関を掃除するボス。

慌てて自分も参加する。

ボスの横顔。

まだ還暦にはとても見えない
黒髪の中に白髪が光る。

そして、目にも光るものが…

玄関掃除がいつの間にか増えている。

「ありがとう。」「ありがとう…。」

何回もつぶやくボス。

教職の幕を閉じ、
明日からは、違う人生を送るんだ…。
管理職という責任の重い鎧を
後、数時間でおろすときが来るのか…。

コロナ禍の年となり、
異例の年だっただけに
不安や恐怖、時には苛立ちさえ
感じたであろう。

指揮をとる立場の苦しさも
あったであろう。

最後には、
はかりしれない安堵感を
味わうのだろうか…。

その日の夕方、

とてもお世話になっていた
もう一人のボスの退職祝いに
仲間と駆けつけた。

その方は、翌日から
再任用として、また教職の仕事をされる。みんな、人生いろいろだ。

私は、4月からまた
新たなメンバーと
新たな環境の中で

自分らしく、
やりたことを楽しみながら
実践していく。
名付けて
ゆるりんプロジェクト🤭✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨✨

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