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3年間ありがとう。そして、これからもよろしくね。#soar応援

こちらの記事には、ウェブメディアsoarの5周年に向けて、soarメンバーやsoarライター・これまで記事に登場した方たちがsoarへの思いを綴ったコラムを掲載しています。

「3年前のsoarってどんな感じだったろう?」

この間、ずっと一緒に働いてきたメンバーと初めてこれまでを振り返ってみました。

ちなみに、私がsoarに初めて出会ったのは19歳、大学2年生の時。

たまたまSNSでsoarを知り、「これこそ私が目指していきたい未来、やりたいことだ!」と想いが溢れ、すぐに説明会に参加し、活動に参加したい思いを伝えたことを今でもはっきりと覚えています。

私たちは最近、soarのことを擬人化したように「soarちゃん」と呼んでいます。この呼び方が生まれたのは、メンバーで行ったワークショップ「組織の当事者研究」でのこと。俯瞰して捉えることで、自分ごとではあるものの組織としての特性が現れるような気がして、とても面白いのです。

改めてこの3年間を振り返ると、soarちゃんもいろんなことを経験し成長しています。

そして、採用ページや様々なメディアでの文章が表現しているような組織文化がたちあがっているのです。

でも、よくよく思い出すとsoarちゃんは初めから今のsoarちゃんだったわけではありませんでした。

3年前のsoarちゃん

私がインターンの応募をした際は、今のような募集要項や応募フォームはなく、まだまだ手探りの状態でした。

とても素敵で私たちの思いが伝わる募集要項はこちら
(以前のものですが読んでいただけると嬉しいです!)

まだNPO法人になって1年目のsoarちゃんは生まれたばかりだったのです。

もちろん、今では当然のように根づいているお互いの調子や気分を毎日報告し合うチェックインもなく、業務マニュアルもありません。パソコンに触れることも仕事をすることもほぼ初めてだった私は、右も左もわからぬまま、ただがむしゃらに目の前のことをこなしていた記憶があります。

ただ、業務やメンバーが増えるにつれ、私たちのなかにだんだんとうまくいかなさが生まれてきました。

人に頼れなかったり、「できません」と言えなかったり。できない自分が認められなかったり、頑張りすぎたり。仕事や生活をはじめ、様々なところに影響が出てきました。メンバーはそれぞれ違う人間で、当然のようにいろんな特性を持っていたのです。

メンバーのなかには、心身の調子を崩してしまったということも。また、コミュニケーションがうまくいかずお互いの思いや状態がなかなか伝えられないということもありました。

私たち自身が健やかに生きるには?

そのようなことがあり、soarちゃんの一細胞である私たちは、様々なことを試行錯誤していきました。具体的な業務でも、何かうまくいかないことがあった時はみんなで共有・相談して進めていきます。

「誰もが自分の可能性を活かして生きる未来」を目指す私たちだからこそ、健やかに働きよりよい仕事をしていきたい。

そんな思いから、調子や気分を毎日報告し合うチェックインをはじめました。また、チームで働き仕事は一人では抱えないこと、チームでの共有・相談を大切にすること、お休みが必要な時はしっかりと休みをとることなど大切にしていることが変化しつつも生まれてきたのです。

そして、メンバーひとりひとりも「自分自身が健やかに働くにはどうしたらいいのか?」について、soarのイベントや記事を通して読者の方と一緒に学びあってきました。

私自身は、「自分で完璧にこなさないと」という思いが強く、はじめはなかなか相談も共有もできず悪循環に陥っていたことも。そんな私を柔らかくもしっかりと、少しずつ変化させていってくれたのはsoarちゃんでした。

soarには、様々な生き方や知恵を届けてくれる記事がたくさんあるのですが、このように、私たちが知りたい!学びたいと思ったものを記事にしていることが多いのです。

私が特に印象に残っているのはこれらの記事。(他にもたくさん紹介したいのですが、ひとまず!)

仕事でもプライベートでもうまくいかなさがあるとき、自分の決断に自信や勇気がでないときにお守りのように読んでいます。

そして、soarでは記事をはじめ、「soar tea」のようなプロダクト、企業研修、#やってみよう当事者研究などのプロジェクトを企画し発信しています。私たち自身が抱える葛藤や悩みに向き合うプロセスを実験しながら、読者のみなさんと一緒に学びあいその輪を広げているのです。

よりよく生きていくことを祝福する

soarで働くメンバーは、お金を稼ぐためだけの「仕事」ではなく、自分たちがどう生きていきたいかを考えたうえでsoarに関わっている人が多いのも印象的です。

もちろん、ライフイベントやそれぞれの状態、状況によって、関わり方が変わっていくこともあります。

寂しさもあるけれど、soarちゃんはお互いがよりよく生きていくことを一番に応援し祝福しています。

これは、私がsoarちゃんを好きな理由のひとつです。

私もこの3年間たくさんの人たちと仕事をしてきたので、毎回卒業の際には悲しい気持ちになったりもします。ただ、メンバーがよりよく生きているようすを知り、違うかたちでもかかわりを持てることはとても嬉しいなと思っています。

それは読者の皆さんやサポーターの皆さんも同じだと私は思っています。

ときにはそっと見守ったり、応援したり、一緒に学びあったり、励まし励まされたり、意見を交わしあったり。

私の眼にsoarちゃんは、そのような柔らかなやさしい存在に映っているのです。

***

実は私も今年でインターンを卒業し、来年からはsoarちゃんとの関わり方が少し変わっていく予定です。

もちろん寂しい気持ちもたくさんありますが、soarちゃんと出会えたことは私にとって言葉にしきれないほどかけがえのないこと。

心から大好きなsoarちゃんのこれからを、ずっとずっと応援しています。

今までありがとう。そして、これからもよろしくね。

Written by 山根優花 / soar事務局

soarはNPO法人soarが運営するウェブメディア。「人の持つ可能性が広がる瞬間を捉え、伝えていく」ことを目指し、障害者や高齢者、LGBTなど様々な人の生き方やサポート事例について紹介しています。2020年12月22日に迎えるメディアオープン5周年に向けて、サポーター会員850名を目指しています。より多くの人にsoarを知ってもらうため、今年もハッシュタグキャンペーン「#soar応援」 を実施します。

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